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日曜日, 3月 18, 2012

日帰り金沢、肩叩くの図

日帰り金沢ツアーを決行。
香林坊窟、オヨヨ書林、21世紀美術館、写真展、作家宅、駅ビル呑み屋回る。
弾丸ながら楽しかった。
絵画、インスタレーション作品を展開していたモニーク・フリードマンの色彩が気持ち良く、「押忍!手芸部」の中指で腹筋に部長の素顔を見た・・はず。
帰り際には肩叩くの図。珍しく電車で帰るので、そわそわして鼻血出しちゃう。

http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&sn[]=day_from&st[]=4&sc[]=2012,99,99,99,99&sn[]=day_to&st[]=5&sc[]=2012

土曜日, 7月 30, 2011

蓄音館とオヨヨ

内なる声は鳴っているか。行列に間に合わなかった。朝は大雨のニュースを見ていた。市場から古書店から洞窟やら汗かきながら歩く。
以前に山口から来ていた藤井氏が絶賛していた「金沢蓄音館」へ行く。

ちょうど着いたときに蓄音機の聴き比べの時間で、種類別に音を聴くことができた。電気を使わない蓄音機の豊かな音が味わい深く、また、解説の方の語り口が落ち着いて豊かに感じられて良かった。
エジソンが作った筒型レコードをいま自作できないかなと思う。
録音も使い手がそのままできる構造だったらしいし、何より形状や短さが新鮮だ。
新鮮に感じながら帰りのバスに乗る。

ロング缶のビールひとつ。花火大会へ向かう浴衣姿の人々を横目に。それから歩いて行く方向は見えずに。古書店の名前はオヨヨ書林だった。再会を多く経る。

http://www.oyoyoshorin.jp/
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/

金曜日, 7月 29, 2011

雪の降る頃にまた来たい

金沢遠征。駅前の温泉リクエスト再度。サウナの温度がちょうど良くて快適。じゃらんの口コミに感想書き込む。
女性という括りにはどうも抵抗あり、真意はそれではないはず。来年始めの展覧会のことも話しながら。二年前に一度だけ行ったことのある極めて地元のお店へ。クリントイーストウッドの出てるファイヤーフォックスなる映画をかけていた。雪の降る頃にまた来たい。

火曜日, 8月 31, 2010

Activity from Activities

早く起きてバスで金沢へ移動。一年前は毎週、夏はずっといた。徘徊は延々と。
金沢21世紀美術館を回って鑑賞。展覧会だけではなく 今日のみの先行上映である 荒川修作の作品を取り扱ったドキュメント映画「死なない子供」(監督, 山岡信貴/2010)を鑑賞。ホームビデオのようなプライベート感を持ちながら的確な編集が施されている印象。しかしナレーションに浅野忠信を達者に当てているところだけしっくりはこない。監督自らの声で語るという方法を自分は信じる。荒川修作の仕事をもっと見たい。そう思わせた時点で成功はしている。
巧みさを見せつける様々な作品群にも、実直な声が介在している。八谷和彦の Open Sky Project は爽やかな印象しか持っていなかったが、プロジェクト展示を見ていると アーティストいち個人が空を飛ぼうとすることの大仕事っぷりの額に汗をかく日々が伝わってきて勇気が湧いた。何もしなければ飛ぶことはできない。ほとんどの日は土の上で働いている。
恒久展示のオラファー・エリアソン「カラー・アクティヴィティ・ハウス」を体験することができた。地元の中高生らが自転車で間をすり抜けて行く。危ない気もしたが、彼らは色と戯れているとも思える。

相変わらずの駆け足の日帰りだ。バスの時間までに 詫間さんとゆっこさんとえりっちょとみんなで合う。スターバックスですれ違い通信。互いの宿屋に潜り込む。そのままバスのなかで堕ちた天使を更正させる。それは同時にまた宿を離れることになるのだ。

http://www.shinanai-kodomo.com/
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=10

日曜日, 12月 20, 2009

だいぶ昔のことのような

安宿の理不尽さが許されるのは安いからで、高速インターの脇に辿り着くのは寝床を求めるがあまり。雪が振る前には雷が鳴ると知った。朝焼けとドラえもんのファミレスは長靴を履いた客が行き交う。チーズフォンデュを付ける温野菜を器用に取る。

金沢市内の ひがし茶屋街近くの古本屋さん「あうん堂本舗」に自身の詩集を置いて頂く。
二階で造園設計 中村彩さんとガラス作家 今井美智さんによる「雪の匂い展」が行われていた。室内に しいの実とガラス。窓一面は向かいの屋根に積もった雪で真っ白だった。雪は余分な音を吸い込むから、ガラスは静まり返っていた。

金沢駅の駅ビルで治部煮と共にビールらで乾杯。あっという間に帰る時間が来てしまった。途中、踏切に落雷が相次ぎ、何度も止められる。米原での新幹線乗り換えは乗客皆が走っていた。なんとか終電までには名古屋に間に合う。ホーム上で詫間さんと会うことができた。夏のことなのに、だいぶ昔のことのような話をした。

http://www.aun-do.info/


土曜日, 12月 19, 2009

編み込み合う

八月以来の金沢へ。
よりによっての大雪で、東名高速が止まったのでバスではなく電車で向かう。JR 名古屋駅は吹雪。特急しらさぎ号の到着が遅れていた。ホーム端の立ち食い蕎麦屋で朝食。向かいのホームで三脚を立てた男達もしらさぎ号を待っていた。今日一日ここで粘れば、良い画は撮れるだろう。出発する僕らの顔など撮りはしない。僕らの顔は僕ら自身で撮ろう。ひととおりの近況を話し、雪のなかをしらさぎは走って行く。
福井から石川は積雪が多かった。
金沢の町は路面に付けられた除雪用の噴射水もあって、池がそこらじゅうに出来ていた。
靴はすぐにずぶ濡れだ。

21世紀美術館のニットカフェで、広瀬光治さんの「歌とニット〜トーク&ミニコンサート」を見る。話しと歌は交互に、互いを呼んでいて 気持ちは穏やかになっていく。

オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」から感覚を揺さぶられる。色相で満たされた部屋に入るとき、向こうにいる人が色のなかに消えていく。それを追う自分もまた消えていく人で、赤色にいるときに赤色を見ているわけではなく、見ているもには反対色である。色は視覚に位置しながら周辺感覚に領域を伸ばしていることを思った。

夏以来の金沢はお世話になった方々との再会もでき、短い時間でも意識を立ち上がらせることになった。
あらゆる行為が編み込み合う。雪道の土壌には夏のことがある。

http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=24&d=461
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=460

月曜日, 8月 31, 2009

雨を抜けて パ・ド・ドゥ!

一夜明けて、一気に部屋掃除と荷物まとめ。自分でもびっくりするくらい部屋に物は増えていたが、これまたびっくりするくらい要領良くまとめることに成功する。宅配便を頼んで、来るまでの間にビール瓶を酒屋へ持って行き、瓶の駄賃をもらって、それでパンを買って昼食にしたり、段ボールにあらゆる紙と本を詰める。鞄には満タンの酒瓶を。プリンターは向こうでも働いてもらわないと。
いちばん働いてもらわないといけないのは当の自分。
昼過ぎに詫間さんと話す。
「よう話しとるわ」と京都弁?で言われ、赤面少し。

すぐに夕方の、バスの時間近くになる。詫間さんと別れ、桑さんに車を出して頂く。不動産屋さんへ鍵を返しに行っては、荷物を引いてバス停へ。
ちょうど雨が降っていたので デパートを抜けて地下道を通る。駐車場に帰ることができるかとか、仕事の話をした。
人が多くなってきた頃に、バスがやって来た。
OK!パ・ド・ドゥ!
そういう歌があって、誰も知らなくて、見ていなくても歌っている。
高速バスの窓のなかで、闇が流れていた。

月曜日, 8月 03, 2009

現実、語るべき方法について

部屋で行うべきは新しい作品集を刷り上げ、生産すること。そのためにプリンターも名古屋から宅急便で送った。
しかし刷り上げるための紙が足りないので、周辺へ売っている店を探しに行く。
ダイソーで消耗品を少し買い、無印良品まで歩いて、マルチパンとコップを買う。既に両手は塞がっていたが、その足で東京ストアーというスーパーマーケットへ行った。地下一階、地上二階の入り組んだ構造になっていて、地下には魚や肉、冷凍食品が売られている。なんだかアジアな雰囲気にわくわくする。インスタントラーメンやペリエを買い、重い重いと部屋へ戻った。プリント紙が見つかっていないので、郊外の家電量販店へ行くかと調べると、これがかなりの遠出になることが分かり、地図を見ながら声を出して笑ってしまった。ネットで買うしかないかと迷っているうちに、眠気が訪れる。
夕方から夜にかけて仮眠。起きて、ラーメン。今朝、押し入れにしまいこんだテレビを引っ張り出してきて、点けて、NHK で沖縄戦のドキュメンタリーをかけながら作業。途中から見入る。現実、語るべき方法についてが続く。

水曜日, 2月 25, 2009

歴史の歴史

きれいにぼやけていく面に目を転がす。
理知とユーモアに富んだその豊かさ。
杉本博司「歴史の歴史」展を金沢21世紀美術館で見た。
小さな缶ビールを空けて最終バスに乗った。

http://www.kanazawa21.jp/exhibit/sugimoto

月曜日, 8月 25, 2008

いちにちだけの金沢

文字通りまだ夜も明けきらぬ頃に、駅まで弟に送ってもらった。考えてみれば、弟も車を運転できるわけだ。数時間前に歩いた道を超えて行く。始発で名古屋に 戻る。そのまま高速バスセンターで合流して、金沢へ向かった。いろんな勘違いがあったけれど、大切な顔ぶれだったから大切な時間にしたくて、ずんずん行っ た。

おまつを飾ったお寺に、兼六園の周囲にある金物屋に古書店。
近江町市場で回転寿司。青のりを手のひらに乗せてもらってもぐもぐ。
堅町のアンティーク店でお話をし、教えて頂いた 純喫茶ローレンスに行く。五木寛之が小説を執筆をしていて直木賞を受賞した瞬間もこのお店だという。いつもここで書いていましたという席で、当時 一杯で五時間はねばっていましたというコーヒーを飲んだ。
アルバムを見せて頂くと、たくさんの著名人の顔ぶれが。橋本治も来てる。桃尻娘の撮影もしてたのか。

僕だけが名古屋への帰路に就くため、バス停で見送ってもらった。最後の最後になって大切な話というのは話さなくてはと、かたちになってくるみたいだ。その 思いからは目を離すことができない。僕はそれから一人で座席のベルトをして起きれば朝のつもりで眠ったが、これは深夜バスではないから十時台には着いた。

名鉄で帰宅し、プリンを買いにコンビニへ行った。
路上で歯を磨いていた隣人のおやじさんが「お前も俺に似てお人好しなんだよ」と言ってきた。どこかわざとらしい映画のようだと思った。いや、いろいろ眠るまでに言葉をたぐろうとしたが、お人好しで自分勝手なのは両立すると結論に至る。
やさしい顔を撫でる思いに、そのまま向かおう。
いろいろ思い出すことを。


火曜日, 8月 28, 2007

金沢礼賛

朝湯を浴びて、朝食は加賀野菜のバイキングをもりもり食べた。じゃがいもが甘くて美味しい。加賀れんこんもやわらかくて美味しい。ご飯もおかわり。食べ過 ぎたくらいで、出発する。生憎の雨に見舞われつつ、巡回バスで兼六園へ。雨にけぶる庭園もまた乙なもの。散策をして、園内にある時雨亭でお茶と小さな金鍔 を頂く、手入れが行き届いた庭をゆっくり楽しんだ。
他に 大きな池の上にせり出して建てられた夕顔亭という食事処があったけど、ちょうどお休み。
雨が止んでくれたので、兼六園から近江町市場へ歩く。
市場は活気があって、見ているだけで楽しい。イカの黒漬けなどを求めた。回転してるけど根本的にネタの基礎レベルが違う寿司を堪能し、珈琲豆屋で煎れたてを店先で飲む。

今度はどこまで乗っても百円の小さな電気モーターらしき小型バスに乗って、兼六園の方向へ戻る。雨がまた降り始めていた。停留所から走って、21世紀美術 館に着く。ここも人が多くて賑やかだ。次回企画の日比野克彦の作品がはじまっていて、美術館の周囲を朝顔のツタが覆っていた。
企画展「我が文明」グレイソン・ペリーと「パッション・コンプレックス:オルブライト=ノックス美術館コレクション」を見る。リッチな空間で見る豊かな作品群。
グレイソン・ペリーはイメージを混沌とさせる妙があって、それはそのまま私的な問題と公的な問題の合いまった妙である。最初は、何故に坪に描くのか首をか しげていたが、だんだん坪を見回すのが、面倒ではなく、深く入りこめるようになってきた。ぐるりと見回すという時間は、読むことのようで、言葉をひとつに させていくようである。女装したペリーはクレアという名になって、新しいイメージを見出す。それまでわからなかった人生のイメージを。彼、彼女は人生を嘆 くが、捨ててはいない。

プールに、穴に、緑の門と、光の空、21世紀に僕らは時間いっぱいまで居て、ダッシュで六時半のバス停へ向かう。外は、夕方の金沢市。2007年の。

「人間性のレシピ」という作品に縫い込まれたペリーの詩。

人は死に、人は独りである
王座に神はなく
人はこの世の無秩序におかれる
人生の意味はその人しだい
下に地獄はなく、上に天国もない
この人生を生き、愛とともにあれ

http://www.kanazawa21.jp/
http://blog.livedoor.jp/air2005_kanabi/
 

月曜日, 8月 27, 2007

音楽が降りてくる夜

金沢へバスで一泊二日の旅。
35ミリのフィルムカメラを小脇に抱えて、リュックひとつに一眠りすれば、すぐに金沢だ。でも、ずっといろいろ話していた。バスの中で、僕らの小さな声だけがあった。
お昼、香林坊という金沢の中心街で降りて。賑わいのなかを歩く。wiki で読んだとおりに高級ブランドショップの路面店が多い。
ハントンライスという、オムライスみたいな金沢名物の洋食をレストランで食べた。見た目よりボリュームがあって、白身魚の肉が凝縮フライになっていて卵と 混ざって美味しい。明日ゆっくり見る予定の 21世紀美術館のほうへ小道を歩いて行く。書店で「そらあるき」という小さな町歩き本を購入。金沢の若いお店の人たちが作っているようで、地図が見やすく て実用性もありつつ、読み物なども充実しているしっかりした素敵な本だった。

通りに面したジャズバーの窓を「どんなのをやってるのかな」と覗いてみたら、遠藤ミチロウの写真が額に入れてあるのを見かけ、「おっ」と思ってたら、すぐ 横のチラシに「早川義夫、HONZI ライブ・音楽が降りてくる夜」とある。「何っ?!」しかも今夜ではないか!!興奮し、開店前の店に入る。チケットがまだありますかと訊くと、あるので求め る。すごい偶然なんですとオーナーのおじさんに話してしまった。ここは、以前にライブ記事で名前を見たことがある「もっきりや」だったのだ。
「がんばれチヨジ」だよ!と一人うるさくなってしまう。

一度、ホテルにチェックインしてから、ライブに向かうことにした。ホテルは温泉のあるところにして良かった。うーんごくらく。この後にライブもあるかと思 うと、楽しみが重なって嬉しい。旅先で偶然にも早川義夫に HONZI、雰囲気のいいジャズバー、ごにょごにょごにょ。ホテルの部屋にあった左内正史の写真が、なんでもなくて良かった。

もっきりやの壁に「この七つの文字」と「There three words」が見えた。高松次郎だ。その手前に大きなピアノがある。お客さんととても近い。僕らが着いた頃は、もう満席に近かった。ビールとウインナーを頼んだ。
以前、早川義夫のライブを見に行ったのは名古屋のクワトロで一人だった。サングラスにスーツ、MC は何も無く「どうもありがとう」だけを言っていたのを覚えている。
今夜のライブは、話しかけるだけの間合いの MCがあって、HONZI が入ってからは、もっと優しく歌っていた。HONZI とMCを交わすことがなくても、音と歌は向き合って、深く大きな広がりを生み、そのままにあった。僕らは息を飲み、手を叩いて、また息を飲んだ。身体をゆ すって、心をえぐり出して、奥底を見つめた。開いたそれは風と水と沈黙が抜ける音楽だった。コンクリートの堤防に上って、海の近い川沿いから夕方の空を前 にしている気持ちになった。それらは生き死にを共にしていて、惨めで残酷で、優しくてきれいだった。そのままの言葉と音楽、そのままの歌だった。

ライブが終わって、そういう気持ちを話せばよかったのに、僕は要らない余計なことを話してしまった。緊張のあまり、早口になって蛇足に落ち込むのが悪い癖で、これは僕自身の社会性や、表現能力に深く関わる問題の一端なのだと帰り道に思う。
でも早川さんに感動しましたと言えて、嬉しかった。
大切な人と、大切な歌を聴くことができて嬉しかった。
HONZI のソロCD を部屋で聴こうと盛り上がって歩いたが、プレイヤーだと思っていたのはテレビのチューナーだった。でもまた聴くことができる。
もっきりやにまた行こうと話すだろう。

http://www.soraaruki.com/
http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/
http://www15.ocn.ne.jp/~h440/