あれよあれよという間に、Twitter の青い鳥は飛んで行った。居なくなってから幸せだったことに気付くのは世の常か。すぐに用意された X は、わざわざダークにして目に焼きつく光害の X。読みが面倒で、倫理もへったくれもない。早々に立ち去ることを決めた。付き合ってられない。
2009年より、14年間 運用していたSNS『Twitter』が『X』に変わることを受け、アカウントを削除しました。村田の個人アカウント、詩の教室『詩から』のアカウント、どちらも削除しています。
そして、他の SNS を並行運用する分散型へ移行しました。
下記、3点の SNS をフォローください!
同じでもなく、違ってもいない・・発露を営む時代に突入します。
『詩から』は、ブログをはじめることを検討しています!
なんて大袈裟な…と思うかもしれない。いやでも真剣に指先で呟いていた+る+く んだよ。
https://mstdn.jp/@murajin79
https://www.threads.net/@murajin
https://bsky.app/profile/murajin.bsky.social
木曜日, 8月 03, 2023
未来は X
火曜日, 3月 07, 2023
Tの肖像
岡田 徹『Tの肖像』2016年 を聴く。「さよならは夜明けの夢に」は、さらっと、しっとりと歌われていて素敵だ。自然に言葉と声がつづく。このアルバムは一曲目の さぁはじまるぞ!というのが楽しい。悲しいことばかりだね と始まる鈴木慶一 詞!
Mr, Toru Okada [Portrait of T] 2016. He singing so soft [Goodbye in dream of daybreak]. This album is 1st song so fun. Lyrics by Keiichi Suzuki!
水曜日, 10月 19, 2022
さよならテレビ
二日前(10/17)に、名古屋大学の「日本を表象する」特別授業 にて、『さよならテレビ』上映会へ。阿武野勝彦プロデューサーの話もあり、面白かった。テレビ的なるものを脱するわけではなく『こんにちは You Tube』にはならない。という意識を見た。
鼻息荒い質問をしてしまったが、阿武野さんは答えてくださった。
それから、ずっと考えていて、Twitter にもそれを書いていた。
このブログにも残そうと思い、コピペをしたが、Twitter 用に一言ずつ放っているものと、文章は別なので、改めてまとめようとするが、思考は先に進む。ひとまず、Twitter のリンクも載せる。
*
ドキュメンタリー映画は、実際にあるものを撮るしかできないので、それを具体的に提示して話す。だから理解しやすい。それは "つきつけられている"。
しかしその原動力は言葉である。
形而上的なものを、言葉だけで提示しきろうとするものが文筆であり、私にとっては「詩」ならば、映像と行き来するものがある。
言葉は文字や声、何らかの姿を経て人に届くからだ。
スピリチュアルなものだけが儚いのは、届くだろうと信じきって甘えてしまって、表現の力が弱いのだ。信じなければ表現できないが、甘えてはいけない。何によってその表現が裏打ちされていくかを理解しなければいけない。ドキュメンタリー映像においては、それは 実際にあるものをつきつけることであり、現物に即して語ることである。現物を映した像から放たれる言葉をそのまま放つに任せることが表現である。
詩は言葉そのものが文字となり、声となり、現物になる。何を捉えて見つめるか。形而上的なものも何かしらのモチーフを通して現れる。そこで甘えずに、具体的な言葉を通せるかだ。
https://sayonara-tv.jp/
https://honto.jp/netstore/pd-book_30968138.html
https://twitter.com/murajin79/status/1581977217931759617
金曜日, 8月 19, 2022
酒量もクルマもどうでもよくて税収を増やしたいだけ
木曜日, 8月 18, 2022
気づいたら 2022年にはじめてブログを書いていた。
いま、9/3 に行う詩の朗読について、告知文をそのまま投稿したが、気づいたら今年はじめての投稿だった。ちょっと驚いた。そりゃ、Twitter をはじめとした SNS での投稿が中心になっているので、ブログは開かなくなっていたが、ここまで放置していたとは。先の投稿は、昨年の12月。ムーンライダーズのライブ盤を聴いたときの感動をそのまま綴っているものだった。あれから『It's moooonriders』というオリジナルアルバムもリリースされ、その深淵な曲群を味わっている。そのときはブログを開いていない。Twitter で分散的に書いていたものを このブログにまとめてみようか。自動的にそうなっていくようにするのではなく、編集の意識を持つために、自分で再編する。
SNS より、長く、周囲の言動に引っ張られずに、書き綴ることが必要だ。誰にも見せない 紙のノート、誰が読んでいるか怪しいブログ、周知目的でもある SNSも個々に公的な度合いは異なる。いちばん公的な文章を書くところはどこか、退職願か、研究助成のエントリーシートか。眺めたいなと、綴ってみる。
I don’t say R.I.P. 追悼を言わない。
私的なところから言葉は起こる。海外の友人が亡くなりました。SNSの画面にはR.I.P(安らかにお眠りくださいの意)が溢れてきた。
かつて、詩人の友人が自死したときに行われた朗読会に参加しなかったことを思い出す。参加しないと私は述べた。自ら公的なトピックへ流れ込むのはいやだ。やりきれなさは言葉の尾ひれ。「I don’t say R.I.P. 追悼を言わない。」という詩を読みます。
2022年 9月3日(土) 20:30〜 入場無料
長者町コットンビル 1階ギャラリー
企画展 長谷川ひとみ『Dog eat Dog』にて。
https://artfarming.jp
水曜日, 12月 15, 2021
聴衆の沈黙が活かすライブ!
moonriders 「LIVE 2020 NAKANO SUNPLAZA」CD 2枚組をフライングゲット。タワレコ名古屋近鉄パッセ店が夜9時まで開いてくれていて助かった。電車の中でビニル剥いて、ジャケットをパラパラめくったりする。なんともシンプルなつくり。黄色地に黒色の歌詞が眩しい。「卒業」あるんか。BYG の アルバムは、高校のときだ。美術室で聴いてた。
そんで帰って、ビール飲みながら iTunes に取り込み、曲名取得したり、アルバムアートワークを webp 形式から jpg に変換して入れたり、いろいろ手間をかける。こんなん、なんでわざわざせにゃいかんのですかという質問が飛んでもおかしくない。結局、スマホで聴くやんって話になる。AIFF の自動設定だと CD 1枚 500MB 超。2枚で 1GB だ。MP3 にして聴き比べたら分かるものなんだろうか。5分の1くらいのデータ量まで減る。あとでやってみよう。ひとまず正座して(してないけど)聴く。内職しながら聴かない。こんなときのためのヘッドフォンだと音量を上げる。ほぼ一年ぶりの CD 経由の iTunes でのリスニング。
このライブ盤は、2020年 10月31日、中野サンプラザで行われたムーンライダーズの録音なのだが、このときは COVID-19 新型コロナウイルスの感染拡大からの緊急事態宣言が開けたり、また再開しかけたりの合間で、人々は疲弊していた。厳戒態勢で、マスク着用やアルコール消毒必須のなか、歓声は出してはいけなくて、拍手は OK!という状況だった。なので、ライブなんだけど客が黙っている!それは録音などには都合が良い?!という不可思議な空気が立ち込めている。
そんな硬直した聴衆をけしかけるようにムーンライダーズの演奏が呻る。勢いがすごい。解放感がある。ちょうど犬の格好をした 6名の首輪は外されたように、マスクが外されたように、噛みつくじゃなく、歌いあげていく。1枚目の「ダイナマイトとクールガイ」で鷲掴みにされ、「悲しいしらせ」は 生きているのか死んでいるのかわからない気持ちをけしかける。ベタだが効く。美しき「ヴァージニティ」。武川雅寛 歌唱の「腐ったリンゴを食う水夫の歌」からの「今すぐ君をぶっとばせ」という、ライブの定番曲を抑えつつも微妙にずらす選曲が楽しい。
いつぞや行った 大須の ELLでの ライブのとき、武川雅寛の声が出ていなくて、それを活かす歌唱法を編み出した!と鈴木慶一が熱弁していて「なんて仲が良いんだろう」と感動したことを思い出した。
2枚目は「Kのトランク」ではじまる。I can't live without a rose. のヨーゼフ・ボイスのポスター まだ探すぞ。「夢ギドラ 85'」なんとも誠実な歌だ。白井良明 かっくいい。ラストの演奏への流れも良くて、こないだ「静岡」もここに繋がる名曲だなと思った。そして「工場と微笑」「ニットキャップマン 外伝」は湾岸の風景で繋がっている。ナンマイダと空元気。
高校のときに同級生にカセットテープにダビングした「マニア・マニエラ」とかで布教でかしてて、そのときもらった感想は「空(から)元気」だったっけ。
大学生のときに行ったライブ「月面讃歌」。栄のクワトロで、私のサラリーマンはスーツ姿でクネクネと踊っていた。いまの私くらいの年齢か。「みんな、よく生きてたな」っていう 鈴木慶一の MC がある。はちみつぱいの 88年の解散ライブのときの CDに入ってる。あれ、けっこう高くて久居駅の前のレコード屋で買おうとして所持金が足りなかったことがあった。
「Don't trust anyone over the30.」で最後の曲ですと MC が入る。おおなんて神々しい選曲。無人島に持っていく一枚。電気が無くてもヒールに溜まる涙を想う。ここからのアンコール三昧。ライダーズは粘る粘る。
「帰還〜ただいま〜」九死に一生を得、「スカンピン」はブルーカラーの讃歌で「はい!はい!はい!はい!」というポリティカルメッセージで締める 〜ニュースの中で、嘘ついて、はい!が 2020年に光る。愛することを知らないうちに、はい!と。
一巡し、残響に身を任せたまま、MP3 への変換を行う。ここで私も黙る。
うーん、分からない。ゼンハイザーの Bluetooth イヤフォンくらいでは、私には識別できない。将来用にこのディスクは蓄えておく。
そしてムーンライダーズは、いま新譜のレコーディングの真っ最中だという。クリスマスにはまたライブもある。COVID-19 は、日本では理由不明に激減しているが まだまだ分からない。徐々に空気は変わる。これは聴衆の沈黙が活かすライブを封じ込めたものだ。またやりますから、ぜひいらしてくださいと優しい声が聴こえる。