木曜日, 7月 31, 2008

今年の夏は CUBE がある

information です。
三年に一度開催される 母校 久居高校 美術部の卒業生、在校生らによるグループ展に出品します。

■第7回「CUBE」展
日時・2008年8月20日(水)- 24日(日) 9:00 -17:00
   ※最終日 24日のみ15:00まで、会期中無休、入場無料
   (公開講評会・24日 12:00-14:00)
会場・松阪市文化財センター
   三重県松阪市外五曲町一番地

臭いが消えない。自堕落な思考も消えない。何かが困憊。それでいて枯渇気味。

http://www.geocities.jp/hisai_cube/

水曜日, 7月 30, 2008

front of the summer, front of your words.

ドブさらいして、ホースでゴミ箱を まる洗いしたが、まだ臭う。
夜に焼き鳥屋とアコギ弾く部室でブルースや落書きをした。
明け方に監督と話して、追いかけていた女優像を自白したり。
夏の手前にいる。
臭いは消えるかな。

火曜日, 7月 29, 2008

YougaTube

YougaTube と題して開かれた 洋画の映像祭にて日本のビデオをたくさん見る。
平成の活弁師 山田広野から walking man 00' 昭和慢画、トムとジェリーに唐突にもピストルエレジー。
ザッピングのお目当てはいつも美女。計算してる女の子の節に合わせて踊る野郎二名。YouTube だけでの DJ でも盛り上がっちゃう。
「まったり」と称していたのはどこへやらで、どこか言葉足らずで夏休みになっていたりする。

月曜日, 7月 28, 2008

宵越しのマリオ

黄色いマリオのカセットを突き刺して、点けて、スイッチを落とさずにカセットを引っこ抜いて、紫のテニスのカセットを刺して、リセットボタンを押して、音 楽が鳴り始める前にスタートを押して数歩歩いて、またスイッチを落とさずにカセットを引っこ抜いて、黄色いマリオを刺して、リセットを押して、Aボタンを 押しながらスタートを押すとA〜Wワールドとか読むことのできないワールドがはじまる。
ファミコン以来、何かのボタンを押さない日は無い。夜通しのファミコン大会で、いちばん難しいファミコンは何かとの問いに「トランスフォーマーの謎」(タ カラ/1986)と答えた。では、いちばん好きなファミコンは何かとの問いに、何だろうと思いめぐらしながらも答えられなかった。

http://jp.youtube.com/watch?v=uhwm1huibLI&feature=related

日曜日, 7月 27, 2008

a song for deers

information です。
web上での展覧会に出品しています。
Jimin chun さんの企画で、更新や交流掲示板が展開していきます。

■ 「a song for deers」
日時・2008年7月21日(月)- 8月29日(金)
会場・findspace

ひとばんじゅう行ったり戻ったり、次から次へと調子よく運ばれてうまく行かぬ。お腹の調子も優れないので駅ビルの奥のトイレでうずくまる。トイレにつながる通路には旅券発行センターがあり、関連の店舗も全て時間外で CLOSE だった。

土曜日, 7月 26, 2008

仲良く相手のことを見つめあっていた

一宮市(旧尾西市)の三岸節子美術館にて、 鈴木昭男+谷川俊太郎 による対談と即興演奏、「耳 住む 澄ます」と題された詩の朗読を見る。
宇宙を覗く巨人の姿勢。
無邪気と皮肉と我欲と自発と和解、共生に満ちた姿勢であった。
アンコール(!)で、谷川俊太郎 は「宿題」を歌った。
鈴木昭男は「ANALAPOS」というエコー楽器に、グラスハープを気がふれる音と称して演奏した。
今夜は現代音楽と現代詩が椅子を並べて、詩が音楽に恋し、おいかけっこのようにしながら、実は仲良く相手のことを見つめあっていた。

http://s-migishi.com/tenran/index_2.html
http://www.akiosuzuki.com/

金曜日, 7月 25, 2008

何のため

いつも本当は、行き着きたいところを思い浮かべている。
忙しい、忙しい言いながら、自らの動き自体が 本当は流れ着くところを示唆している。
思考停止が最も恐ろしい。
いまのこの宙ぶらりんを、どうして溶かそうか。
外は真夏を謳歌する陽射し。クーラーは止めない。論説も止まない。こうしたいという気持ちをとどめない。
iPhone の画面保護の為に購入したフィルムシールは、色の見栄えを悪くさせたので これはもったいないと思って剥がして捨てた。自分が何のために多額をペイしているのかということが立ち上がってきた。理想のために、いまここに座しているのだと。

木曜日, 7月 24, 2008

Cause We're street fighter!

友よ、百円玉を握りしめたか!?
ついに「ストリートファイター4」(CAPCOM/2008)が始動した。
あの中ガキ生時に俺たちを燃え上がらせたリュウやケンたちが帰ってきた。感慨深い思いになって、対戦台にも関わらず百円玉を突っ込む。初プレイは E本田。んで赤ケン。一矢報いたが、敗北してすぐに立ち去る。
時間を忘れて興じてしまえば、本当に殴られそうなのでいかんが。

http://www.capcom.co.jp/sf4

水曜日, 7月 23, 2008

夏なんです

「夏なんです」(詞, 松本隆/曲, 細野晴臣/1971) を、UA と歌う珠玉のテイクで、論述などは置いていける。

http://jp.youtube.com/watch?v=mfjaVaKCee0

火曜日, 7月 22, 2008

かせきさいだぁ≡

もうとっくに小学生は夏休みだ。大学生とエセ社会人だけがごそごそやってるみたいでなんだかなぁ。
そう、とっくに夏なんです。
かせきさいだぁ≡ 聴いて冬へと走り出そう。

「ポップアート」(詞,加藤丈文/曲,南佳孝/1998)
「さいだぁぶるーす」(詞,加藤丈文/曲,坪井千冬/1996)
ああこの文法!
湿度の高い暑さがリリックにもたらす効用について述べよ。

http://jp.youtube.com/watch?v=6cneWdRbJr4
http://jp.youtube.com/watch?v=ydFXjRH3kkM&feature=related

月曜日, 7月 21, 2008

大切な絵を見せて

なんでもかんでも手数で押し切るのではなく、一手で決めるところは一手で決めねば。
戻ることができない緊張感を持って絵を描かないと、それはあしらうだけの自慰行為。勢いがあったとしても。
持ち運ぶ写真や映像をもっと選抜だー。「会」から「i」へ戻るべく。
愛するものに囲まれたいのは、おっさんも小学生も、猫だってきっと同じ。

日曜日, 7月 20, 2008

自主制作にまみれて

Independent Film Festival 2008 -CO2×TAFF- へ。
CO2とは、自主制作映画監督を支援する大阪発のプロジェクトで、TAFF は自主制作アニメーションを選抜上映している愛知県発の映像祭。この二つが名古屋のカフェパルルで自主制作映画/アニメーションの現在と題して上映会を今週末に開いていた。
最終回のプログラムに向かい、「おちょんちゃんの愛と冒険と革命」(監督,西尾孔志/上田洋子、川口渉/2004)を見た。ポップさとは直球で、屈折した心理も大胆に扱うことなのかもと思った。エロティックな撮り方にゾクゾク。
上映後に行われた TAFFの吉田氏と 西尾監督(CO2ディレクター)トークでも挙げられていたけれど、何が自主制作であって、何がないのか、線引きが分からなくなってくる。映画の制作委員会 方式が採られはじめてからはほとんどの映画が自主制作というかたちになっているという西尾監督の話が分かりやすくて興味深かった。寅さんの時代は監督が雇 われていたわけか。
映画でもアニメーションでも現代美術でも詩でも何でも自主制作で、買って下さいと尻尾を振っているこのバブルはどこも自転車操業で見えない不況そのものだ と考えられた。希望を持つしかないんだよと終電で帰宅。哀Phone は 会Phone へ改名か。メール入力時に落ちなくなる設定を見つけた。

http://blog.alt-nagoya.com/?eid=780345

土曜日, 7月 19, 2008

小さな世界展

いて、モコモコした空気を感じて優しい感触があった。小さな世界の構図自体はひし形が構成されている感じで、どちらかと言えばカチカチした作りだと思うのだが、色と筆跡はモコモコだった。その感触が強い。タイヤの内側で寝そべるプールはお金もかからぬ楽園みたいだ。
展覧会最終日の今日はサイン会が開かれ、オスカールさん本人と少しお話をすることができた。サインも、それから他のお客さんが質問されていた絵を描くときのことなど立ち聞きもした。

http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/oscar/ex08/main.htm

金曜日, 7月 18, 2008

勢いの勘違い

拭かれる度に臭くなるテーブルの店は二度目にして退散した。朝まで遊ぶのはまた今度だ。早朝に辿り着いた名古屋駅には誰もいない。帰って数時間眠り次の仕事に従事するが、うまく歯車が回らず。ビールが飲みたいですねという言葉を買って、いつもとはひとつ違いの駅前で飲む。もう秋の遊びについて企てる。ぎこちなさを持って。哀Phone を自慢し過ぎたのが恥ずかしい。メール打つ度に落ちるなんて OS9時代かよ。いや、そんな出始め感に終始しているのは事実。これをどう使い回っていけるかを意識する。歯車の点検はこれでできるのか?指先でトントンと。

木曜日, 7月 17, 2008

寝て着く東京。寝て去る東京。

寝て着く東京。寝て去る東京。
早稲田大学にて「無垢の眼」展を鑑賞。透き通った色はとても優しい。併設の資料展示で大隈重信の演説が強い口調なのだけれど、どこか愛嬌を感じてしまう。 會津八一のコレクション展示は中国の人形造形が充実していた。展示室の品が良く、照明が暗めに設定されていて 落ち着いて見ることができた。
ガラッと変わり、ナディフのビルで各ギャラリーの展示を見る。地下での Chim↑Pom の展示「日本のアートは10年おくれている」はぶっ飛んでて爽快。大丈夫だと返す落書きには感銘よりも薄笑いが勝つ。

青山霊園の前を歩いたとき、アラーキーが高層ビルを墓場だと称していたのを思い出した。GPS の起動を確認して、自分の在処いつも分からないと聞く。とりあえずはマクドナルド。こんなときだけ。

http://www.waseda.jp/jp/ct08/080704.html
http://www.nadiffapart.com
http://www.mujin-to.com/chimpomartwork.html



水曜日, 7月 16, 2008

何度でもAに求める

初見の面子にて集まり「A」(監督,森達也/1998)の鑑賞会。何度見ても凄い映画だ。荒木広報副部長は当時 28歳だったのか!・・その誠実さ故に理想と現実の間で擦り切れ、揉まれる姿が生々しい。祈りの顔を神々しく押さえ、帰省する背中を温かく撮る。人生は深 くて広い海で、教祖もへったくれも本当は無くて、ただこう存在していたいということを見出しにくくて、陥った雑居ビルに過ぎなかったはず。そう誰もが、 陥ったところかどうかなんて分からない。すぐになんてとても。

http://jp.youtube.com/watch?v=dsYrp_qU0-o

火曜日, 7月 15, 2008

I want it, You want it?

勢いについてはよくわからない。
ただバブルのことを何故にバブルと呼ぶかは徐々に解釈できつつある。
改めて「とても難しいけれどもね」と言葉を頂くと、それからは頭を垂れる気力も無く、寝た。
掛け値無しのものと、おおいにあるもの、それが行き交う夜。

月曜日, 7月 14, 2008

STRANGE CULTURE

場末の端末店のカウンターに肘を突き待つの図を数十分。OLの方が地べたに座り込んでカッティングしシートを切っていた。なんなんだ。誘惑に負け 哀Phone を手にする。触りすぎてタクシーに乗らなくちゃなんていう阿呆な展開も起こしてしまう。勢いは現れるのか。

名古屋造形大にて「STRANGE CULTURE」(監督, Lynn Hershman-Leeson/2007)を見る。米国にて細菌などを使用したアーティストのスティーブ・カーツ氏が、バイオテロリストの疑いを FBI にかけられ、それに対して戦う様を描くドキュドラマ(ドキュメンタリー+ドラマ)。カーツ役の俳優と本人が交錯して現れ、ついには同じ画面のなかで語り合 うという場面も登場する。米国の管理体制、FBI の強引で陳腐なやり口が暴かれていく。飼い猫まで証拠として押収される始末だ。この異常な状況に対抗していくアーティストチーム「クリティカル・アート・ アンサンブル」。映画公開から先に、全ての裁判に勝利したらしい。全編英語のみで日本語字幕無しで見たため、取りこぼしが多くあったと思われるが、カーツ 氏が語りながら高揚していくのは見て取れた。

http://www.strangeculture.net
http://www.critical-art.net

日曜日, 7月 13, 2008

何か勢いみたいなものが欲しくて

ナンバーポータビリティのこととかようやく理解して、何段階の手続きを経て望むことにした。何か勢いみたいなものが欲しいと常々感じていて、それは妄想に 近いのだけれど、現実化させるということに尽力したいという思いがある。その根本自体は間違っていないはず。ただ、その方法なんだよね。そうだろう?と尋 ねる。猫の鬱の夏毛への変換が続いていた。


土曜日, 7月 12, 2008

iPhone に踊らされ

帰りに立ち寄った家電量販店に iPhone は無く、並んでいた面々の努力はこういったところにあるのだろうなと実感するが、それも時間の問題だろう。あの行列の先頭にいた名古屋の大学院生の彼は、 機種変更であったため手続きで時間がかかってしまい、四番目の男性が日本では初めて iPhone を手にしたらしい。このエピソードを何かの象徴として捉えるのは無理があるかもしれないが、どこか気になる。
休憩室の正面に座った方がおもむろに iPhone を取り出していた。絵文字が使えないなんて批判は何か違う気がする。携帯用サイトやカメラにお財布ケータイは日本機のほうが充実しているはず。欠点を欠点 として認識せず、特徴として捉え、愛玩の理由にすることができるなら立派な Apple信者と言えるだろう。

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITfa000011072008

金曜日, 7月 11, 2008

Marius, iPhone, Chain Cycle

昨夜で留学生のマリウス氏ともお別れだったので、明け方まで空いている店で送別会になった。最後まで彼は丁寧に優しい。二十歳だということを聞いて別れ た。その解散が朝五時で、一度帰宅するが数時間後の仕事には三十分ほど遅れてしまった。こんなことをしている間にも東京では iPhone を買おうと並び続けているのがいたわけである。あわよくばと思い、近所のソフトバンク店に正午過ぎに行くと何故か夜にならないと受け渡しができないと言わ れてしまい、渋々 次回にする。いまごろ並んでいた彼らは遊び倒してもう飽きているかもしれない。なんて自分で自分の情けないところを見る気持ちである。

今夜は名古屋大学の教養教育院にあるプロジェクトギャラリー「clas」にて岡川卓詩氏の個展「Chain Cycle」レセプションへ。走るのは彼女ではなく、カメラの視線で、梢より落ちてくる光はどこか怖い気がした。森は永遠に続くということだろうか? 展覧会手引きの「Chain Diary」はおまけ的なのだけれど、見ても読んでも楽しく思った。永遠の層になって現れれば、怖くも楽しくも起こってきそう。
その後は食事会及び母校での飲み会に流れる。明け方に自転車を引いて帰宅。

http://www.vision.ss.is.nagoya-u.ac.jp/clas/programs/139.php
http://bptv.nikkeibp.co.jp/article/080709/080709249.html

木曜日, 7月 10, 2008

ぐるりのこと。

展覧会搬入手伝い並びにキャプションをつくろう!って合間に抜け出して、伏見のミリオン座へ行った。

「ぐるりのこと。」(監督,脚本,編集,原作, 橋口亮輔/リリーフランキー、木村多江/2008)は素晴らしい映画だった。とんでもない人の様態があらわれるが、お茶の間から続く騒ぎであって、家族は愛情を膨らませる繋がりであったのだ。
観賞後に長崎ちゃんぽんの店で夕食をとり、またキャプション作りに送ってもらう。深夜 誰もいない事務室でスチレンボードを切る。
中華料理屋での場面で、私たちは互いを必要としあった。そこから色はあふれだして、私たちの背中を撫でてくれたように思う。

http://www.gururinokoto.jp

水曜日, 7月 09, 2008

真夜中の撮影会

可愛い存在は、自分撮りに憧れるモデルさん。部屋はすぐにスタジオに。猫の鬱はきれいになったトイレのおかげか機嫌が良い。浴槽もしっかりこすってきれいになった。百均で四個パックのスポンジを買ってきた。ほうれん草と鶏肉、じゃが芋に玉葱を入れたカレーをつくった。なんだかすぐに眠くなってしまってシャッターを切りながらふわふわした。頭が回らないと呟いた。数えきれない縦横ピクセルを用いて、両手で少し余るほどのイメージしか撫でることができない。貧弱なことにそんな取り組み程度で汗だくだ。目が甘いので電気を落とすと輪郭が合わない。

火曜日, 7月 08, 2008

場末は老人によって保持されている

いつでもどこにでも場末を欲する者はいる。
郊外の街角にあるバーの高騰を止めようとする動きは無いようだった。ビリヤード台の周辺で必要なことは背筋を伸ばすことだった。彼らは呆れ、五年前のアーケードに興じた。場末は老人によって保持されている。君の祖国でもそうだったろうと交わす。
川沿いにラブホテルが立ち並んでいた。そこへ繋がる下り坂を自転車で滑走して帰る。

月曜日, 7月 07, 2008

美しいは死語だ

-----りますように

美しいは死語だ
亡くなった言葉を奉った校舎を私は回る
伝えるために葬り
回数券の使えぬバスに乗る
美しいは死語だと
メールが来る
言葉を殺し、ピクセルに変える
美しいよりも美しくなるために
男は泣いて唄う
亡き妻のために
願いは願いとして君臨し
女は願いの前から動けなくなる
美しいは死語だ

企画展「Danceable」U8projects オープニング にて。

http://www.nzu.ac.jp/~souzou/2008/07/05/danceable/
http://www.nzu.ac.jp/~media/

日曜日, 7月 06, 2008

男四人よれば もくもくの智恵

今夜は友人の助言飛び交う。ちょっくら iPhone 高いんじゃないかとか、日本には市場へ参加する権利すらないんだよとか、フリーハグへの懐疑心とか、EPSデータが埋め込みになってしまうのは何故だとか、同棲のススメとか、開始された孤独のレジデンス話とか、ブログではない日記という存在とか。

土曜日, 7月 05, 2008

剥き出しの階段

猫の鬱が夏毛の装いに変わるころ
電車とバスを乗り継いで、人でなしは人でなしの店に立つ。
畳の上にはたくさんの毛の塊が転がる
ネクタイはいつも左曲がりだ。
それで右側の壁を撫でているのねとレジの女性店員は言った。
勢い良く床が揺れる。
たくさんの家族が行き交うというのに。
私はもう行かない。
餌が切れていたので、いつもの店で買いたい。
ここでもまたポイントを溜めるのに踊らされるわけだが。
階段を上りきると、皆が手を叩いてくれた。
たくさんの行いを重ねているのを思う。
リレーションの甘さを横目にしながら
また階段を降りる。
剥き出しの階段だ。

金曜日, 7月 04, 2008

We too

Queen と椎名林檎がスマッシュヒットな今夜のカラオケ。ひとりだけ上田正樹なんぞを唄う。ここにはいない女性を想定するような余裕はあったか、わからない。
いまここにいる彼と彼女の唄い合いはとても美しかった。

木曜日, 7月 03, 2008

煙草の止まぬなか

具体的に ああだこうだと返す言葉を以て、ここに君臨すること。
あらゆる芸術表現のおおもと、くぐり抜けることのできぬ障壁。その前で風を起こす存在。
詩史とは何だ。間違いの凝縮から抜け落ちたニヒリズムの成せる技であったろう、その頃は。
いまはとにかくマイミクから見つけたいのだと躍起になる。それが全てのはじまりだと提示されたものに従っている。
愛情についてを語る資格など毛頭無い。男子高校生のように、芸能人の写真入りポスターが貼られた部屋で雑魚寝をさせてもらった。イビキをかいていたらしい。今日はずっと煙草の止まぬなかにいた。

水曜日, 7月 02, 2008

あのときの光

根源的なところを撮ったスライドショー。光はあのときとは違う。カーテンで遮られて調整された光は、無感情に直進しているだけだから、言葉でそれをあのときにしなければならない。あのときの光にできるのは あのときを過ごした者だけ。

火曜日, 7月 01, 2008

ハートは謝らなくていい

弱さの谷に降りて行く自分は、この苦楽を何かの意味に変換することに飽きた。
キンブルへ行こうよと車に乗り合わせて向かうが、時間の都合を誤算していてお目当てのソファー類を求めることができなかった。鈴木氏に運転をしてもらいま くって、最後はカレーを食べに行く。乳製品の高騰化であまり食べられなくなってしまったチーズの入ったカレーを選ぶ。留学先では日本人女性は通常の三倍モ テるという話で盛り上がる。帰って、机上スタジオでジミンさんより話をもらった展覧会のための作品を送信し、別件企画に頭を悩ませる。
弱さを表現するのは、弱い表現ではなくて強い表現であるということを考える。今夜の机上には電気グルーヴが鳴り響いていて、クラブさながらに上半身を揺すっては立ち上がり、遠くから絵を見る。
ハートは紙と相性が良いみたい。
そしてハートは謝らなくていい。