日曜日, 7月 20, 2008

自主制作にまみれて

Independent Film Festival 2008 -CO2×TAFF- へ。
CO2とは、自主制作映画監督を支援する大阪発のプロジェクトで、TAFF は自主制作アニメーションを選抜上映している愛知県発の映像祭。この二つが名古屋のカフェパルルで自主制作映画/アニメーションの現在と題して上映会を今週末に開いていた。
最終回のプログラムに向かい、「おちょんちゃんの愛と冒険と革命」(監督,西尾孔志/上田洋子、川口渉/2004)を見た。ポップさとは直球で、屈折した心理も大胆に扱うことなのかもと思った。エロティックな撮り方にゾクゾク。
上映後に行われた TAFFの吉田氏と 西尾監督(CO2ディレクター)トークでも挙げられていたけれど、何が自主制作であって、何がないのか、線引きが分からなくなってくる。映画の制作委員会 方式が採られはじめてからはほとんどの映画が自主制作というかたちになっているという西尾監督の話が分かりやすくて興味深かった。寅さんの時代は監督が雇 われていたわけか。
映画でもアニメーションでも現代美術でも詩でも何でも自主制作で、買って下さいと尻尾を振っているこのバブルはどこも自転車操業で見えない不況そのものだ と考えられた。希望を持つしかないんだよと終電で帰宅。哀Phone は 会Phone へ改名か。メール入力時に落ちなくなる設定を見つけた。

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