火曜日, 8月 04, 2009

風を受ける詩

プールサイドにて風を受ける詩を見つめていた。
雑民党のアイウォンチュ〜を前にした後で、岸本清子さんが名古屋のどこで発表していたなどを後藤泰洋さんに聞く。後藤さんは飛んでいた詩を持ってきてくれた。僕が床に置いていった詩は、どれも椅子の上に動かしてくれてあった。誰かは知らない。
それから、また別の椅子の上に、誰かが置いていった鉛筆を拾って詩を書いた。三菱ユニの臙脂色塗装の4B。僕がいままで用いていたのは三菱の緑色塗装のHBだ。四年前、ブレーメン滞在制作時に「鉛筆はミサイルとロケットを持っている」という作品を制作しているときに送ってもらったもの。今回、金沢の部屋にはそのときの1ダースの金色塗装の箱を持ってきている。机上スタジオが広がった。
閉館時間まで浮いたり止まったりを繰り返していた詩は、家族連れの方が掴まえてくれた。

月曜日, 8月 03, 2009

現実、語るべき方法について

部屋で行うべきは新しい作品集を刷り上げ、生産すること。そのためにプリンターも名古屋から宅急便で送った。
しかし刷り上げるための紙が足りないので、周辺へ売っている店を探しに行く。
ダイソーで消耗品を少し買い、無印良品まで歩いて、マルチパンとコップを買う。既に両手は塞がっていたが、その足で東京ストアーというスーパーマーケットへ行った。地下一階、地上二階の入り組んだ構造になっていて、地下には魚や肉、冷凍食品が売られている。なんだかアジアな雰囲気にわくわくする。インスタントラーメンやペリエを買い、重い重いと部屋へ戻った。プリント紙が見つかっていないので、郊外の家電量販店へ行くかと調べると、これがかなりの遠出になることが分かり、地図を見ながら声を出して笑ってしまった。ネットで買うしかないかと迷っているうちに、眠気が訪れる。
夕方から夜にかけて仮眠。起きて、ラーメン。今朝、押し入れにしまいこんだテレビを引っ張り出してきて、点けて、NHK で沖縄戦のドキュメンタリーをかけながら作業。途中から見入る。現実、語るべき方法についてが続く。

日曜日, 8月 02, 2009

笑っても、欠けない

千円でたっぷり食べられる喫茶店を見つけて、閉店の九時まで話し込む。
笑ったことは、自分でも可笑しかったが、失うものではなく、それも受け入れていく。
朝も晩も、部屋のレイアウトが決まらずに落ち着かない。
彼氏らしき男の人と、金沢までやって来た彼女はとても嬉しそうだった。
彼を何と呼ぶかはきっと分かっていて、帰りの車でも話が止まらないそうだ。
橋の上にて笑って別れた。一人で入ったコンビニで何故か芸能人のワル伝説とかいう安い漫画を読み込んでしまった。

土曜日, 8月 01, 2009

詩は細かく場所を探っていく

昨日の日中は、とても美味しいキャンデーを貰った。舐め終わるまでにしなければならないことをする。体育館は蒸し暑い。クロネコヤマトに段ボール箱を取りに来てもらう。自力で持って行くことを考えればすごく便利だ。感謝しつつ体育館は後で行くことして、ギャラリーではなく この町のお店の空きスペースで展示されている個展を二つ見に行く。個人病院では萬未来子さんのインスタレーション。布でつくった万華鏡が吊り下げられていて、仄かな色だった。洋菓子屋さんでは三枝由季さんの「僕はキラキラさんのためにつなげるだよ」と言葉を綴る展示。キラキラさんはどこにあらわれるのだろう。どちらも誠実に全力だった。体育館へ着いた頃には既に大きな絵が並べられ、来年には何かあるんじゃないかという気持ちを少しは持てたか。

今日の朝は、新幹線と特急を乗り継いで金沢へ向かった。
今月に金沢で滞在する部屋の鍵をもらう。開け閉めの方法を聞き、雨のなか不動産屋さんの車で移動し、美術館の前で下ろしてもらった。
今日は川で花火があるらしく、夕方が近づくにつれて地響きが聴こえてきた。詩は細かく場所を探っていく。

金曜日, 7月 31, 2009

一文字目を出す声で 自らを起き上がらせるような

荷物を急いでかつぎ、地下鉄に急いで乗る。今池の Tokuzo で早川義夫 佐久間正英ライヴ。オープニングアクトはミラーボールズ。
一杯のビールで酔った分は歌で明らかになっていった。
一文字目を出す声で 自らを起き上がらせるような早川さんの歌。哀愁の中で渦巻く思いが、佐久間さんのギターで暴れた。
明日からの僕は徘徊する詩の連続がはじまる。時折、早川さんの歌い出しを思い出すと思う。

http://www15.ocn.ne.jp/~h440/

木曜日, 7月 30, 2009

トキメキのメディア

名古屋の妖怪博士は「最近 ラジオづいている」と言っていた。それは自分自身のことなのだけれど、世界はトキメキのメディアを テレビでもネットでもなく、ラジオだと言っている節があるように感じる。トキメキのメディアとは、実用性とか利便性を追求するベクトルとは異なって、心ときめかせる存在だ。蛇足に説明的だが、トキメキのメディアは形而上的に君臨していくだろう。ラジオはその時間だけに流れて、私たちの手を止められるかと鳴っている。
シーシック・セイラーズもラジオ放送を軸にした世界だった。忌野清志郎の Oh! RADIO に胸を打つ。トランジスタラジオを持って来させて世界を思うべく、アーッ!ラジオ a"arts!RADIO を行う。この秋、十月の半ばにだ。この夏はラジオを聴きながら起きようと思う。テレビもネットも点く部屋で、ラジオだけで繋がろうとすることを思う。「トキメキのメディア」という定義が体験に変わるか。

http://kappaseico.blog66.fc2.com
http://www.youtube.com/watch?v=J0LlDVYyUpU

水曜日, 7月 29, 2009

贈り物がはじまったという はてしなきところを目指す

大須商店街のドトールコーヒーで開店を待ちながらお話。上前津のレコード店 サウンドベイで「シーシック・セイラーズ登場! Pirate Radio Seasick」(鈴木慶一 Captain HATE and The Seasick Sailors プロデュース 曽我部恵一/2009)を求める。映画も付いてる初回盤を。

東京タワーの立つ世界より、はてしなきところを目指す。
愛と憎しみの酔いどれ船員たち。
みんな海賊ラジオを聴いている。
メロディ。それは慈しみの眼差し。顔を振り返る姿も、みんな前へ向かわせる。
愛憎は父からの贈り物から分かれて生まれた。
音の広がりは彼女を含めた僕らから起こる。はてしなきところを目指す限りは。

聴いてはくり返す波のように、諸作業にまみれてもしっかり聴こえていた。贈り物が返ってきていた。
いや、これは贈り物の返し、はじまりだ。

http://e-days.cc/music/feature/tunein/200906/27637.php?page=1