土曜日, 1月 21, 2012

槐多!

村山槐多 in 岡崎市美術館。
良かった。「天才詩人画家22才の生涯」と題されていた回顧展。やはり自画像多く、裸婦はふくよかに艶かしく、恩師の山本鼎の作品はなんとも秀才的であり、氏が居なかったら槐多は世に知られていないだろう。狂人で、強烈な個性は一歩間違えれば傍迷惑な炎だ。
自筆詩あり、ラヴレターあり!しかもピンクの紙にしたためていた!
自分は仕事を宙ぶらりんにして、辿り着き、雨のなか、電車とバスを一人で乗り継ぎ、また孤独に帰るとか格好付けても、何も付けられてない。駅ビルの低い天井と古めかしい新書店、レコード屋、喫茶店の間をすり抜け、バスターミナルで異様に待たされた。
村山槐多を好きだって、おかしい人だと東京で言われた十余年前。
槐多!

http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/bihaku/db/past_exhibition/past107.htm