日曜日, 1月 22, 2012

暗くなる次第・連呼できるだけ

そうしたら、終電で居合わせた乗客が泣きながら iPhone4 で話しているではないか。
どうやら別れ話で、聞き取りにくいなかにも「終わりだね」を連呼している。
そのように聴こえた。
通話切のタップひとつ。
彼は終点ひとつ前の駅で降りた。
ビルに時刻の赤ネオン。
連呼できるだけ、諸々が過ぎた。言葉は撫で回すというより、迎えようとしている。