水曜日, 3月 29, 2006

いつも待っている、そして、呼ぶことをする

「ハッピーマニア」(著,安野モヨコ/祥伝社/1996-2001)を全巻読破した。日常の話に終わりはないもの。痛快して、ぐったり。傑作だと笑う。そ のうちに泣きじゃくる前に、夕方からの絵画教室の為に、味噌蔵へ向かい、余っているロール紙を切り分ける。右腕でしっかりと掴んで、自転車をこいで岩倉市 へ向かう。北名古屋市から岩倉市へ。そういう表記になる。風は強く、ときどき雨粒がパラパラと落ちてくる。長い机を動かして、大きい紙を教室の床に広げ て、さあ何を描こうという時間へ。
子供のことを考える。
同じくらい、僕のことを考える。
彼らはいつも待っている。
僕もいつも待っている。
そのうちに、いつでも見れるものは崩れ去って行く。
数字の為に、そのうちに。

洋食屋でハンバーグを食べた。お祝いしたい気分で、次の喫茶店に向かったけど、北名古屋市の店はみんな早くに閉まる。モスバーガーでホットの抹茶ラテを飲 む。もう、モスバーガーをテーマにエッセイを書けるくらい、この店で話をしている。今度、持ち込みをしてみようか。黄色い照明の下で、リサイクル・ペット と彫り込まれたトレーの上にマグカップ。ゆるゆるした手描きの線が白地にグリーンで刷られていた。
詩を書いている姿を、君は見たいと言った。
ブログで満たされてなんかいないさと、僕はうそぶいた。
変換キーを押すと、「嘯いた」と表示されて、これじゃあ誰にも読めないよと思う。
ポップ感覚が起こりえる気がしていた。
それにしても、待ち過ぎだろうと、電話口で友人が言った。
東京での話は、もうすぐ一週間後に差し迫っている。
東京を舞台にした漫画を読んで、都会人の気分で居すぎた。僕は今日の最先端の感覚に疎い。
だから詩を書いているわけじゃないし、詩は古くなければなんて微塵も思っていない。意地になったりして。
書店で「AERA in FOLK」(朝日新聞社/2006)を購入。中川五郎が高田渡について、谷川俊太郎がフォークの詞について書いているのが決め手となった。宝島などの特集より、現在形の問題で捉えようとする紙面が嬉しい。どれほどかは、読んでからだけど。
今晩は、雪が降りそうなくらいに寒い。
ブログを書き、詩を書き、缶ビールを開けてみる。iTunes からは、サニーデイサービス。

http://opendoors.asahi.com/data/detail/7305.shtml