土曜日, 8月 05, 2006

明日、僕らは旅に出ようぜ

もう嬉野町ではない嬉野町へ。日帰りで実家に往復。行きの近鉄電車の中で作品テキストをポチポチ。家に着いてから、愛犬を撫でてお寿司に焼き肉と贅沢三 昧。日付を見れば明日は広島に原爆投下の日だった。祖母の部屋に、置かれた写真や文字を眺めていると、お盆に帰ってこない若者具合を自己演技しているみた いだった。いつだって、自分の都合で自分のことを最優先してきた自分と、祖母の毎日を思ってみようとした。人生はそれぞれその人自身のもので、騒々しい中 で働くことだけが尊敬されることではなく、どの犬が一番素晴らしいかなどは、人間の勝手な定規にすぎない。ボクシングは、KO だけでしか試合が決まらないようにルールを変えたら、わだかまりは無くなるだろう。それはかなり直感に支えられた定規だと思うからだ。ただ、死闘となって しまうことには無理がある。
西春町ではない西春町に戻って、チョコレートと蜂蜜を入れたというカレーを食べた。ますますデブジンになっちゃうけど、とても美味しくて「美味しい警報」が発令された。ひとりでウーウー警笛を鳴らすパフォーマンス。
家で撮ってきた犬と両親の写真を見せる。
画像データを複製しておいて、そっと別のフォルダにも入れておいた。また何らかの拍子に見つめることになるだろう。写真に映る家族を iBook に入れて、僕は明後日の朝、飛行機に乗る手筈である。
明日はひょんなことから、君と写真を撮ることと話すことが与えられた日になった。
bnap06 のメンバーの半分は先にドイツへ発つ。みんなが空を飛んでいるとき、二人は新しいシリーズを予感している。
七月後半の騒動のツケが来ている気がしていた。なんだかんだで大変なことがある。「息をするだけで大変な騒ぎ」とはまさにこのときに言う言葉か、これはボブ・ディラン。
「ばらの花」(くるり/詞,岸田繁/2001)を聴く。明らかなこととして歌えることは力だなと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=61tvA0Ia39o