颱風の後は晴れるのだ。それまではゴミ袋と小銭で店を行き来していた。街へ出るより机上に向かいたくなった。机の横に並べていた幾つかの書籍を段ボールに詰めて自室へ動かす。卑小な自分の振る舞いが横暴に肥大化するのを防ぐのだ。一冊ずつ読んでいこう。プラモマニアと同じで手持ちも片付けていないのにどんどん求めていくスタンスでいいと思うけど。机上にはいまの本だけでいく。
福岡食堂で撮影仕事を手伝う。リゾット頂き美味。終えて外に出ると夜空が開いていた。
生温かいという言葉を携帯メールで見ていて、それが残像になる。何かをしなければいけないということが私を支えてくれると言っていたのを反芻。
フィードバックの応酬で自分を塗り固めるようだ。
盛るのではなく、削って層を出す在り方だとイメージする。