名古屋市新栄にあるギャラリー「hinten」にて坂本和也 個展「a ripple」を見た。
氏の絵画を以前に見たことはあったが、てっきりエアブラシで描いていると思い込んでいた。筆先に付けた絵の具を指で弾いて描いているという。大きな画面にかける労力に感心すると同時に、波紋を描いているようで、飛沫は深さに寄っていくのだろうと思う。
静寂な深さに居てこそ、真上に浮かんでいる水面の輪を見つけられる。
夜中、皆が帰った後のギャラリーに絵と居れば、いつもと違った話ができる気がする。
きっとビールを飲むほうが今は楽しくて。
誰かに会えるのだけれど。
開店したてのゴルフ用品店の前にある花輪が人々に抜き取られ、道路に散っていた。
http://www.hintenhinten.net/