火曜日, 5月 25, 2010

勝手に生きろ

監督は詩人だということを神格化せずに見ようと挑んだ。
「自殺サークル」(監督, 園子温/石橋凌、永瀬正敏、麿赤児、ROLLY、萩原明/2002)は、手に汗握る "恐怖 vs 意味" だ。
観客は刑事を手がかりに意味を追いかけ、恐怖という敵を明るみに出そうとする。カルトがおそらくその意味に最も都合がいいのだが、劇中でも彼らは滑稽に描かれる。
もっと恐ろしい 連鎖は、誰かと関係し続けるための方法なのだ。

「死ぬのはいつも他人ばかり」というデュシャンの言葉を思い出す。荒川修作の訃報を聞いて、氏の「私は決して死なない」と照らし合わせようとしていた。
自殺は文言を用いなくとも死に向き合うことのできる方法だったのだ。
劇中、十代の人気アイドルユニット「デザート」は解散宣言をする。それは恐怖から解放させる恍惚感のある言葉であった。
方法はとらない。
私が私の関係者で無いとされても、事件はまっぴらだ。

http://www.geocities.jp/anchorsline/film/jisatsu/index.html