土曜日, 9月 18, 2010

謝るよりも速く

電車の窓にマンションの灯りが浮く。列の上下。窓の運動は見えない。ドアーを遮る壁の背は高く、電車は速い。何かの拍子に目が逸れるか、合ってしまうか。驚きじゃなく静まるのを帰りは求める。文句を並べることに終始する男は、母子を後ろに少し離して。マンションに電波届く。謝るよりも速く。