京都へ。ヴォイスギャラリー pfs/w にてO先生の個展 展示作業にあたる。昨晩にカットした写真群を貼っていく。作業量の多い仕事のなかでは ときとして何が最も必要なことなのかが見えにくくなるときがあるということをやはり思う。火事場の馬鹿力で徹夜しただとやったことは決して自慢できない。
展示会場で初めて見えてくるから、展覧会って難しい。ギャラリーで行われる類の展覧会は搬入展示作業の翌日が展覧会初日になることが多い。だから展覧会って、出来立てなのだ。
後で直すことはあまり良いとしない節があるように思うが、短時間でフィニッシュを決めなくてはいけないこと自体に無理があるのではないかとも最近 思う。例えば演劇で公演初日より最終日のほうが完成度が増してくるとかいう話があるように。展覧会も固定されたものではなく、一期一会の瞬間は持っている動きがあっていいのではないかと。今回の手伝いの中で、また思った。
それは自分の思いであって、O先生がどう判断していくかは別だ。先生が「存在」について書いたテキストを自分は数行にレイアウトした。それは何処かで判断を先送りしたカットアップだったのかもしれない。
帰りの助手席で、高速道路のインターチェンジ付近に乱立するラブホテルのネオンを話題にしたことを境に、いろいろくだけて話した。サポートに来てくれた西山氏が作っているというアトリエスペースの話。タイトルは何が良いかって。
インターチェンジではないところにあったラブホテルのネオンは一文字が壊れていて「オテル」だけになっていた。それに由来して「トリエ」はどう?と言った。
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