池下 源でタテタカコさんのソロライヴを見に行く。
千種座でのライヴ「心音 -こころね-」は一月だったから、もう一年近くになるのだ。早い。
あの瑞々しい緊張感と共に今年は始まっていたのだ。
「心音 -こころね-」の翌日からタテさんは山スタジオごもりに入って新しいアルバムのレコーディングを始めていたという。
そのアルバム「Herkitek or ta ayoro」を抱えてのツアーはすごくいろんなところを回っていた。
源の近くの路上で、偶然に向こうから歩いて来るタテさんと会う。ちょっとコンビニ行ってきますと笑顔で、同行の三人とはしゃいだ。源は満席で、ライヴは息を飲む間だった。
ライヴの MC でタテさんはいつも今夜の月は満月でしたねと月の話をする。天気のことはいつも欠かせない。
新譜のなかからの歌だと思う。タテさんが強く歌い上げるときに、歌が昇華する感覚があった。
意味や時間的満足ではなく、歌のピークがあって、この歌は成立しているんだ!という瞬間だった。そこには意味も時間的満足も含めての総合的な果てなのかもしれない。だから「昇華」と呼ぼう。
http://www.myspace.com/officialtatetakako
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