日曜日, 1月 30, 2011

季節感無く見て

春からのこと寒いうちから始める。

レンタルで「サマーウォーズ」(監督, 細田守/神木隆之介、桜庭ななみ/2009)を見た。周囲から面白いと感想を聞いていて 納得する面白いお話ではあるが、映画内に出てくる仮想世界 OZ が、どんな画面のインターフェースで出ているのかがハッキリしないのが納得いかない。
世界を守る戦いはいいけれど、結局はパソコンのキーボードを叩いている図で操作するという端折り感が気持ち悪い。「パソコンやネットがあれば、なんでもできちゃうんでしょう〜」という無知なイメージを利用している印象で苛立ってしまった。意識だけ仮想世界にワープして戦うと等のマトリックスみたいな理屈なら納得がいく。OZ には理屈が無い。新旧変われど、前向きな精神は続いていくというメッセージを語る為に、小難しくなるところは省いているのだろうと思う。しかし、そこに引っかかる。山村にある日本家屋の畳部屋の上にも、インターネットの画面は光っていて、どんなふうに生活に位置されているかは重要な画ではないかと思うのだ。

冬の晩に夏の映画見て、春のことまだ実体無く、どんな方法で現そうか。要るのはその理屈。

http://s-wars.jp/