木曜日, 6月 16, 2011

朗読会でウケなかったから終わった途端 駅まで走ってパリへ帰っちゃう

寝れなくてツェランの本を読む。ドイツ語の Danken 「感謝」は、「思う」という語でもある。ブレーメン文学賞講演でそれが語られていた。
そしてフランクフルトの小さな通りのホテルで書かれた詩。
それはこんな思いではなかったか、と、この本は 大詩人の軌跡を追う。
詩の手ほどきを持った文学書であり、旅の綴りだ。
そして日本語だけでなく原文のドイツ語が並んでいるのが素晴らしい。

「パウル・ツェランへの旅」(著, 関口裕昭/2006)。

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