月曜日, 6月 18, 2012

いま、その政策を責めても、無知を伴った結果論にすぎない

昨晩見た ETV 特集「“不滅”のプロジェクト ~核燃料サイクルの道程~」は恐ろしい内容だった。
戦後、高速増殖炉開発と核兵器所持の思惑は繋がっていたという内容。
原発を推進していった面々らの、会議の録音テープを辿っていく。
彼らにとっては人生を懸けてきた政策なのだろうが、既にはじめから問題を山積しながらいくこと前提だったのだ。
いま、その政策を責めても、無知を伴った結果論にすぎない。
様々な力のバランスによって、核兵器保持は巧妙に回避し続けられていたのだろうと思い浮かべる。今日の豊かな日本の生活も、得ることができて、同時に問題も散らかり放題である。

会議テープは、責任のなすりつけあいが無邪気に交わされていて、辛い。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0617.html