木曜日, 6月 07, 2012

それもみんな決まりきった世界の中での話

Yahooニュースのトップとか、見たくなくても、AKBの話題が出てくるから、NHKなら大丈夫だと思っていた矢先に、今晩の「ニュース9」でプチ特集が流れる。
「ニュース9」流の切り口ですとフォローはしていたが、もう逃げ場がないのかとも思えた。そしてその切り口自体が「総選挙」を実際の選挙と比較して参加者の心境を追った内容で、まんまと「AKB 商法」の術中にはまっていた。

先日、「笑っていいとも」にマキタスポーツが出て、日本人の好きなコード進行を紹介していた。AKB の曲にも多用されていて「AKB 商法の手である」と話してたいら、AKB の子が「商法なんて言わないで」とぶりっ子調に突っ込んでいた。マキタスポーツはそのままスルーし、熱唱。彼女達はマキタスポーツが歌うのに合わせて、簡単な振り付けや、口パク笑顔でやり過ごしていた。同じ舞台上だけど、ワイプ画面のなかのように決まりきった笑顔。さっき「商法なんて言わないで」と言ったのは、ある意味、良い脱線に解釈されるのかもしれない。それもみんな決まりきった世界の中での話。

決まりきった世界に少し介入できるから、AKB 総選挙は面白いというわけか。実際の選挙は、介入の実感もなく、決められているように見えるから。
実際に決まりきっている度合いは、逆なのではないかと思うが、介入の実感の差は大きいのだろう。