朝と夕に往復する電車の中で 「人のセックスを笑うな」(著,山崎ナオコーラ/2004)
を読み終えた。これはグッとくる切なさに満ちている。19歳の背伸び感が ひしと感じられた。
以前、雑誌 TV Bros の取材記事で著者の山崎ナオコーラさんが、映画化されることについて 「言葉でしかできないことがあると思う。映画とは映画で別であって、口を出すことではないと考えている。でも映画化は嬉しい。本が売れるから(笑)。」と いう内容を語っていたのが素敵だなと覚えていて、それを思い出した。
ひとつひとつの言葉遣いが肌触りの温もりをもっていて、それでいて客観的にクールぶってもいる。それが切なさを振る舞うのにちょうどいい。
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