木曜日, 10月 06, 2011

どんな言葉が正しいのかは誰にも分からない

10月6日 名古屋駅のハローワークへ引越しの手続きに行く間、手もとの Twitterに、スティーブ・ジョブズの訃報が入って来た。

Twitterは 訃報と相性が良い。
遠く離れた人々が TL上で 驚き、嘆き、悲しみを分かち合う。
ある者は お悔やみを申し上げ、またある者は思い出動画を紐解く。
悲しみには差があるから、誰かの冷めた言葉に辟易することもある。
しかし、どんな言葉が正しいのかは誰にも分からない。
ただ、消えない言葉がTLに浮遊して行く。
亡くなった者だけがそれを読むことはできず、その者が語られる。

ハローワークから出勤する途中、九時四十分くらいに、アップルストア栄の前へ行ってみた。
開店は十時からなので、まだ自動ドアは閉まっていたが、Macたちの画面は点いていた。

昼休み、職場の方に アップルストアみてきたら と気遣ってもらい、行く。自分がオタクだということをカミングアウトした以上、動きは機敏になる。なんて大げさで、前から明らかだったけど。とにかくアップルストア栄へまた行った。ちょうどアメリカのアップルストアの窓に Thank you Steave とリップで書かれた献花の写真がツイートされていた。十二時半頃、花は無い。店に入る。青地に白のアップルマークの男性スタッフが話しかけて来た。「何かお探しで?」急なことで、咄嗟に 白の iPod touch 出てますか?と聞いた。「まだ、来ていなくて、12日以降なんですよ」と返してくれる。スタッフの目が潤んでいた。

御礼を言って 黒の touch を触る。今度は女性スタッフが話しかけて来た。touch でも日本語フリック入力できるか尋ねる。以前に touch はキーボード入力しかできないような印象を持っていたのだ。できますよと教えてくれて、実際にメモアプリを立ち上げてフリック入力を出してくれた。「白、楽しみですよね」女性スタッフの目が潤んでいた。

夕方、アップルストア栄の前に献花があったというツイートを見た。