彼女が録画していた「タモリ倶楽部」を見てひとり爆笑する。赤瀬川源平が NHK に出ていたものも続けて見る。安西肇とみうらじゅんは本当に仲がいいなぁ〜。
ニッポンのサブカル美味しい処だなっと思う。ピーターがプラスギャラリーで泊まり込みの企画展をズッキーらとしていたときに、毎週末は「探偵ナイトスクープ!」と「タモリ倶楽部」を続けて見ていて「一番好きな番組だ」と話していたのを思い出す。
赤瀬川源平は半端ナイし、いま彼女のマイブームで赤瀬川本にハマっているようなので便乗して僕も読んでみようかと思う。
ドイツであれだけ口が酸っぱくなるほど話していた村上春樹の抱きしめる「充電」場面が、何故か発見できず、読んでいればいつか出てくるだろうと気長に小説をめくっているのも少し疲れてきた。
感傷的な気分は過ぎて、いまは実際に何を見て何を食べて、何を聴き、何を読んでいるかに意識を持ってきている。それは子どものように、目の前にあるもの、 いまの自分が立っているところに何があって、ここで自分はどう遊べるかという実践だけであった。言いたいことを言いあう先が、互いに傷つけ合ってしまった というところに辿り着けば、そこからなんとか分かり合えるのかもしれない。だからひとり勝ちしているいまのアメリカはまずいのだと思う。返り血の苦しみを 向こうの詩人は唱えているかもしれない。
と、相変わらず暴走トークをしていたら彼女に、
「やっと日本に帰ってきたね」
と言われた。
力強く抱きしめることを覚えた bnap06 面子たち。「彼女と会ってすぐに抱きしめました。もちろん人前で」という谷さんの携帯メールに勇気づけられる。
久しぶりに自分のホームページを更新した。今回、ドイツで制作した作品「鉛筆はミサイルとロケットを持っている」の記録を載せた。
向こうで作ってきた NTSC形式の DVD もちゃんと見れたのでバッチリだ。
バイトから帰ってきて、猫の鬱に味付け海苔をあげる。この夏で、猫らしく甘える方法を会得していた。