水曜日, 9月 27, 2006

ぼくたちの方法(トランプを描いて)

子どもらの間で、遊戯王なんとかマスターカードが流行りだした。遊んでいるのを横目で見ていて、面白い部分は理解できたが、同時にシンプルではないゲーム の構造に首をかしげた。相当にややこしいルールが継ぎ足されているようなゲームで、すぐに諍いの原因となるような遊びである。商品として売り続けていくと いう時点で、ゲームとしての精度より、キャラクターやレア度の魅力で引っ張っていくしかないという印象である。80年代の「ビックリマン」、「カードダ ス」の類いにゲーム性は極めて希薄であった。「ビックリマン」など「貼って、貼られて、貼り返されて!?」という文句でしか遊びが提示されていない。切手 収集のような想像のゲームだ。いまの子どもは数値とか効果みたいなところに考えが行ってしまいがちになるかも。ならば数値や規則のもっとディープなところ に行こうぜと「トランプ」を前に出す。大富豪 知ってる?と聞くと、低学年の二人は知らなかったのだが、ルールを教えるとすぐに覚えた。

二学期は、この「トランプ」を各自が一つずつマークを担当して作ることをする。
これは継続企画として作り続けて、毎回別に各モチーフの絵を描くこともしていく。十二月までに完成するようにして、年末年始は家族でトランプしてねという 感じに流していく行程だ。ようやく子どもらに無理なく絵を描くことを導入していく方法が分かってきた気がする。教室を特別扱いさせないように。

五時半から半時間だけ、図書館横の公園で遊ぶ。鬼ゴ(鬼ごっこの略)をして走る。ドイツでプリーらとしたサッカーのときと同じく、僕はサンダルでドンくさくダッシュ。

彼女と英語だけで話す時間をつくった。
ムーンライダーズの新譜が発表された。「ゆうがたフレンド(公園にて)」(作詞,糸井重里、作曲,白井良明/2006)。
とっくに夕方を終えた道を、ビデオを借りに二人で歩く。

http://www.1101.com/friend/index.html