土曜日, 11月 07, 2009

クリームたち

ソフトクリームひとつ食べるために出かけて、デパートの五階で買い求めたけれど、ここは空気が淀んでいるからとロータリーまで出たんだ。その移動の最中にどれだけの埃を通過して行ったんだろう。いつの間にか 150円になっていたソフトは舌の動きに沿って丸くなる。君は停泊する便を見届けたいと言いたそうに思う。それから従事の後も、どこか咥内に触覚が残っていて、食べただろうに今度はアイスクリームを買っていた。一人で 100円分の食券を差し出す。