火曜日, 11月 17, 2009

格好良くなくなったようなもの

自転車に付けておいたワイヤーの鍵が壊れてしまって、この頃の行き帰りは歩き。
歩き出すまでは面倒で嫌になるが、歩き出してしまうと意外とすぐに過ぎる。ほとんど携帯メールを打っているか、電話しているかなので 歩くことで思考がまとまってくるとかいう教訓めいた話でもない。今日なんてのは雨降りなのだけど、傘さしながらメール打って歩いていた。iPhone が濡れないようにとだけ気を使う。先日のア"ーッ!ラジオのときはポケットに入れたつもりが入っていなくてそのまま地面に落としてしまい上部のボディが凹んだ。充電コネクタ部分は割れてしまったし。いいかげんケースを装着したほうが得策かもしれない。壊れてしまったは何にもならない。デザインは絶対にそのままが一番 格好良いと思うからこそなのだが。
壊れた鍵のせいで走れなくなった自転車も、車輪の少し小さいデザイン風なのだけれど、いまは何も格好良くなくなったようなものだし。
語りもしない詩人は格好悪い。苦悩しない哲学者も、絵を捨てる写真家も、誇り無きドランカーも。
雨のせいでかなり冷え込んでいた。
指先も口先も、かさぶただらけで 死なないように動いていた。