金曜日, 1月 22, 2010

絵を描く姿

あいちトリエンナーレ2010 のトリエンナーレスクールにて、絵描き 浅井裕介氏のトーク。
満員で立ち見だったが、壁に貼った紙へ向かって絵を描きながらのトークであったため、逆にその様子がよく見えた。
輪郭や残すところが浮き上がってくるようだった。

少し前に見たテレビのバラエティー番組で、清水アキラが 絵を描きながら物まねの歌を歌っていたのを思い出した。それには無理を感じていたが、淺井氏の描くことは全く異なって「ショー」ではなかった。
絵を描く姿はその人自身を暴いている姿だから、清水アキラには大道芸としての落としどころしかなく、でもそれが上田正樹のブルースでやろうとしてるもんだから、妙に気持ちが入った歌唱だったりしてちぐはぐだったのだ。
話すことと描くことは同じ方向を目指しては走らない。
話しの背中をなぞりながら、絵は起こる。

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