土曜日, 3月 27, 2010

砂利の上で君と寝る

湯けむりはけむたくない
汗も苦しくはない
水を買ってきてくれる君
声は小さくてもいい
今のためだけだから
口を開けて寝ていた
三時間近くは
子どもが砂利を数える音と
明日を置いておこうとする身は
鬱の独白につきあってくれるほどじゃない
弱い人ではなく
砂浜で寝たい
枕木を抱いて
電気を消して
皿を洗って
おやすみのために