日曜日, 3月 28, 2010

おめでとう、おふたり "僕らは泣いて"

花を積んでいく彼女。同居する友達にあげるって。隅から隅までの幸せを持ち帰る。歌と詩と映像はその時だけ僕らにあった。咲かせる花はいまにあって、画面の下から上へ流れた。愛のあふれる二人の両親が声を交わすのは先生のため。子どもたちは自分のことでもないのに感動しちゃったと言うが、振り返りそれは自分のこと。島を渡る私のこと。どこからかやってくる猫のこと。互いを持つのは私だけ。ぶつかってくれたのは先生だけ。僕らは泣いて、かわいいと言われてはにかんで、上着を脱いで、サロンパス臭くて、君に画を送る。死ぬのを選ぶまで。子どもが恥ずかしがるように終わらない話だ。いつまでも自分に感謝をし、移動電話の口を生かそう。やさしい人がいた。春の言葉を拾う人がいた。