土曜日, 4月 03, 2010

庭で走り回る

青春 18 切符を駆使して大阪へ。寝坊も手伝って滞在時間は四時間ほどだ。なんばのあたりで記憶を辿って串カツ屋を探すが見つからず、老舗風の洋食屋へ入る。オムレツの皿脇に串カツが並ぶ貪欲っぷり。どこも人でいっぱいで、ここもたくさん。H&M とか、ユニクロとか、みんな華やか。それでいて一本脇に入れば雑多な店が入り組んでいるのがなんともパワフル。国立国際美術館の周りはビジネス街で、小ぎれいだけど、駅周りに阪神カラーの串カツ屋を見つける。都市高速への入り口が突然あったりした。美術館で「絵画の庭」を見る。ゼロ年代と呼ぶために広げたブルーシート。小個展形式の部屋を並び回り、これはくたくたになるだろう。庭を走り回っていると若い子から年寄りまで出会った。みんな抱えていたのは絵心。会田誠さんと、O JUN さんの部屋で少し座る。二周目なんですと話す地元の子に会う。駆け出したのは帰りの電車に間に合うためだったけど、それまでも走っていたように感じる。詫間さんも騒動に巻き込ませてしまった。絵心は重くない。スキップするほどの軽さでもなく、止まらずに浮きながら着地する。ホバリングで庭の草は乱れる髪のよう。さほど広くなくても、いろいろやれるように思えたらいい。