大好きな犬っころ。猫っころと。
夜風が生温かく感じられるまで。ストーブを焚き付けておくれ。ちゃんと髭を剃っておくれ。たとえ休みであったとしても。
もう何べん入門したか分からないけれど、これからもきっと入り直すときがありそう。「対談 現代詩入門 ことば・日本語・詩」(著,大岡信、谷川俊太郎/詩の森文庫/2006)を読んだ。世代論みたいになると ちょっと醒めてしまうところがあるけど、意味だけじゃないんだと言葉の怪物っぷりを熱っぽく交わす章は面白かった。詩誌に投稿された若い詩人の詩を論ずる 章のくだり。やはり若人にはより簡潔に本当のことを喋るものなのだ。90年代のポエトリーリーディング流行以前の対談だが、どこも古びたところは無い。ま だ何もはじまっていないのだ。語られるのも早い。終わるのにはまだ早い。
二匹の犬と二人の人間は、木がパチパチ言う前で眠った。
一緒に眠るとやっぱり違う。
さて詩とは何だろう。
デジカメによる写真とは何ができるか。
僕たちにはまだ新しい言葉があるんだ。
そう思わせてくれる、夜風までだった。
愛らしい目で見ていた。
スヤッ!
ウウ〜ッ!ワンワンワワン!バフバフッ!クゥーン。クゥーン。
家族の前で
声がしていた。