水曜日, 3月 14, 2007

先生が来られた

心の目についてを伺う。背中を見て別れるのはこの廊下の特徴みたいだ。
壁が目の前にあった。ここはひとつの部屋で、言葉は何よりもそのままにあった。
朝と夜、まったく変わった心境を、同じ人間が持って眠っている。
僕の試みはまだ終わっていない。
勿体ないことを繰り返しはしない。

「詩とことば」(著,荒川洋治/岩波書店/2004)を読んだ。先生が会場に来てくれて、お話をしたような気持ちになった。私はこんなふうに考えるんだよという息づかいがそのままにあった。散文と詩についての考察。北原白秋の心。とても面白かった。
プレゼントに、ワインとパンとチーズを頂いた。駅からアパートまで歩いてみせて、夜は少しゴクリきゅうとして、寝言を待った。