東京にて、新書「ぐっとくる題名」(著, ブルボン小林/2006)を読み終えていた。
名古屋にて未だ成し得ていないという口だけで、君は 「無能 "な" 人」だと告げられる。
つげ義春の
「無能の人」が、
「無能な人」 では、ぐっとこない。
楽しく考察を巡らす本だ。
題名のなかに凝縮される意識。ぐっとくる為に、立脚している構造が明かされる。
これは詩についてに通じる。
ガッツポーズを抑え、降りた名駅構内には誰もいない。
夜に金山駅のミスドでもう一回読む。
「君はもう帰ってた」
「君はもう帰っていた」
さぁ、どっちか。
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