木曜日, 6月 03, 2010

もうひとつの終わり方なんて

「めまい(原題, Vertigo)」(監督, アルフレッド・ヒッチコック/ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス/1958)の終わり方は海外輸出版と国内版で異なるらしかった。ディレクターズエディションのディスクは国内版で終わり、ボーナストラックでもうひとつが紹介されていた。唐突なエンドの後に付け足されたエピローグであるもうひとつは余計な話である。
守りに入った恋のようにみんな安らかに落ち着くだけ。
ただ怪我をしただけなんてつまらない。めまいを覚えるほど打たれたのに。
目から回るのはひとつだけ。色とりどりに伸縮する。流れずに黙視される。

http://www.youtube.com/watch?v=D0bV2gh4E7Y&feature=related