ムーンライダーズのファンクラブ会合で詩の朗読をするという夢を見た。
即興で、朗読に何の歌を織り交ぜようと頭を巡らせたら起きた。
自分の前のステージは、タイの友人が段ボールで作った電車の先頭車両の中で寝転びながら音を出すというパフォーマンスで、二階の運転席には韓国人の友人が乗っていた。
何らかのトラブルで彼の音が止まらなくなり、予定の時間を過ぎても前のパフォーマンスが終わらない。その音に被さるかたちで、急遽
僕が詩の朗読で入るという展開だった。先頭車両は、名鉄の特急みたいに二階建て構造になっていて、タイ人の彼は更に段ボールの箱に仰向けになって演奏をしていた。
彼が出している音は一定の音の繰り返しなので、その上に被さって詩を読むには合っていた。
ステージに上がると、箱には外からアクセスが出来ないようになっている
のが分かり、ヘッドホンもしているようなので、時間が分からなくなっているのかもしれないと思った。
詩に「恋人が眠った後の歌」(詞, 曽我部恵一/1999)を入れた。
バスタブで待ちぼうけ~と鼻歌を入れると、お客さんから手拍子が起きた。周囲はかなりのうるさ方が多いと思われ、イカシタ即興朗読が望まれている。
やや新しめの選曲が微妙かもしれない。
だが、往年の名曲過ぎるのもベタで安牌だと非難されるだろう。
彼の出す音が、教会の鐘の音に変わった。