金曜日, 4月 13, 2012

うまく接着できないまま飛び立てないようである

見出し「北朝鮮・人工衛星と称したミサイルをまた発射」。
事後、失敗を公式に認めたものの、会見は行われず、国営テレビで放送される。
報道陣へ発射台を公開するなど、多少は違う感じのよう。
危機が走り、対空ミサイルの配備など、また軍事費が投入されていく。

自分の作品「鉛筆はミサイルとロケットを持っている」(2005)は、先の北朝鮮ミサイル騒動の際にテレビのワイドショーで、森本敏氏がミサイルの飛行を解説する際に、ペンシルを手にし、机の上にコツリと当てたか当てなかったか。その動きを基にして作った映像と詩だった。それを思い出し、かつ人工衛星も、ミサイルも、また同じ技術によるもので、大戦時のミサイル技術を、冷戦時の米露にロケット技術として持っていかれた独の言語には、ロケットとミサイルの区別が無いことも、思い出した。

素晴らしいパーツだけが散乱し、うまく接着できないまま飛び立てないようである。設計を施す必要があるのだ。何が伝えたい在り方か。その後ろ姿を提示しよう。人は勝手に覗き込む。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFF13005_T10C12A4MM0000/
http://jinmurata.jpn.org/301/101/enpitsu_mur_05.html