こんなところで行ったり来たりしても、この廊下はもう会えない。
海外へ行ってしまったらしいし、賞も取りまくってヨイショの嵐だったらしいから。
かつての友達が雑誌の表紙になってこっちを見ている。僕は缶ビールひとつを懇親会からくすねてきた程度で懐を温かくして、何かと優しくなれないかと、まだ模索している。
寝不足分を取り戻したいな。
何を聴きながら寝ようかしら。
すぐに ちゃちゃが入るのはもう承知の上だ。飽食の漂着先で腹を満たす。切なくなっても金は無いし、金が無いからもっと切なくなるし、金があっても切なくなるのは変わらないんだろうけど。ごまかすことができない分だけいいかなと負け惜しみを言ってる。