日曜日, 6月 08, 2008

豊かな世界とは何かを考える事態だ

早朝解散。正午まで寝て、起きてみんなで定食屋で昼をとる。おばちゃん一人でやっている店で、客は座敷に我々が四人と、テーブル席に作業着のおやじ一人。 文字通り昼間っからビールを飲んでいて、おばちゃんに大きな声で何やら愚痴を言っていた。安くて量があり美味しいと評判のこの店は学生の頃はよく行ってい た。今日は久しぶりだ。店のテレビに速報の音が鳴っていたが、テーブル席の向こうにあるのでそれを読むことができなかった。
更に解散しノリ氏と二人で自室に戻り再度寝る。夜に市内で Prof,Thanom 氏らの送別飲み会があるので、早めに出て市内での展覧会などを見ようと話していたのだが、時間ギリギリまで寝てしまって展覧会鑑賞は無理となった。世界の 山ちゃんにて十余名で宴席。またバンコクに来いよう、行くようと賑やかに交わす。握手をして別れる。しっかりと笑う。
タクシーで名駅へ高速帰還。駅前に号外が貼ってあり、秋葉原での通り魔事件が載っていた。それから乗り込んだ終電は先の路線で起こった人身事故で途中停止し、待たされることになった。
ようやく辿り着いて、テレビでニュースを見る。怒りと悔しさと情けなさが入り交じり、呆れたり恐れたりした。同じ世界に生きていながら、全く異なった世界を見ていることを思った。豊かな世界とは何かを考える事態だ。
ノリ氏は翌朝早いのもあり、横になるとすぐに寝た。僕は落ち着かない心境を抱えたが、飲み会続きの疲れが起こってきて徐々に眠りに入っていった。無力感に苛まれる思いがした。