月曜日, 6月 16, 2008

高次元幾何学は己のイマジネーションとの戦いだ

建築家 阿竹克人先生の講義を聴講した。テーマは「高次元幾何学」。
人間が存在している三次元より高い、四次元や五次元などをどう捉えていくか。
イマジネーションの限界は確実にあって、それを超えようとする働きも確実にあると思う。そのための勉強なのであった。現代の小学校では理科の授業が不十分 なため、小学生の四割が天動説を信じているというのは、馬鹿だと嘆いて終わる話ではなく、人が視覚として認識しているものを、学んだ知識で補って世界を捉 えていることを示している。
高次元を捉える考え方が興味深い。四次元は見えないから 二次元と三次元の関係をふまえてそれを三次元と四次元に持っていく。三次元空間での正多面体を捉え、四次元空間での正多胞体を捉える。うーん 頭がこんごらがってきた。刺激が絶えない。想像が難しい。
ドラえもんで紙を曲げてワープ工法を説明す場面も取り上げられた。

会社で経理を散々やってから、高次元のことを考えたくなったり、現代における純粋絵画について思いを巡らせたり、イマジネーションの枯渇は社会に出てからのほうが感じてしまうから、学びたいと思っている社会人は多いだろう。

http://www.atake-i.com/indexj.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%AC%A1%E5%85%83%E8%B6%85%E7%AB%8B%E6%96%B9%E4%BD%93