土曜日, 12月 27, 2008

手持ちビデオカメラによるリアリティー

二ヶ月ほど前に DVD で見て、おしっこをちびりそうになった映画がある。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」(監督, マット・リーヴス/マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル/2008)という怪獣映画だ。
前知識のある状態では衝撃が半減してしまう内容ではあるが、この映画は全編手持ちビデオカメラで撮影した画面になっており、それが映像のみを通してリアリティーを感じさせるものになっている。ビデオカメラで撮影したことがある人なら、ぞわぞわする体感があると思う。前半はニンマリさせる演出だが、後半には僕を失禁寸前へ追い込んだ。
ディズニーランドのジャングルクルーズのように一つの視点だけでも世界や物語を描くことはできるということを教えられる。
そして実は、人間の視点自体も主観映像のみだけであり、メディアとは別の目を得るものであると考えられた。

http://www.cloverfieldmovie.com