水曜日, 12月 03, 2008

銀杏と Mac 達

いろいろな思いが降りてきて、部屋が拡張されていく。
何が、どう、いろいろであるかを語ろう。
ひとつは保守と推進という対極なる流れである。曲がっている川の外側は速く、内側は遅い。岩石の削られる具合は大きく違う。保守がどちらで推進がどちらだろうか。
青年とアルバイト女性の間にも 川の流れがきっとある。どちらかがいっぽうの岩石の上に立ち、どちらかが飛び込んで向こう岸にいる彼か彼女を抱きしめようと焦っている。いつか川が枯れるときが来るなどとは、二人とも考えない。
日夜応酬されるメールの嵐。頭上で吹き荒れ、すぐに忘れられてしまう。誰それの顔を思い出し、メールでかろうじて断片に触れた気持ちになっている。そう やって渡されたバトンをひとつひとつ丁寧に渡していければ、ゴールもそう遠いものじゃないなと思えてきた。真夜中に、このままじゃだめだ!と怒号が鳴り響 いたのは少し格好良かったと思う。
畳に突っ伏して寝た自分は、ここ数日で老けたということに同意する。髪を切っても、何か吹っ切ることができず、目の前には白いもやが かかっていた。仕事は楽しくさ、笑顔が推進力になるんだよと電話で言ってくれたT先生。年賀メールを送ろうと思う。bnap の面子にも。
先日の、snap 初日に来てくれた友人と「もう今年は終わってもらっていい」という話で盛り上がった。もうじゅうぶんじゃないか。もうじゅうぶんだよって。いや、この一ヶ 月で価値観や人生が大きく変わることだってあるのを知りながらだ。気持ちは来年へのカタパルトデッキに向かうアムロなのである。楽しい年末年始になります ように。タイでようやく空港封鎖が解かれたらしいけれど、首相が退陣したり、いろいろ素直に喜べない。いやその何がどう いろいろなのかを語っているところで「いろいろ」という言葉を使うのは我ながら矛盾してやいないか。と、自己批評すること自体もまた矛盾か。まぁ、矛盾で いいじゃん。一杯飲もうやと誰かが言葉をかけてくれることによって、アムロは今日もザクを撃ち落とせるのであった。
一瞬ではあるが 銀杏を眺め、長くつき合うであろう Mac 達を撫でる。
いろいろな思いが降りてきて、部屋が拡張されていく。