水曜日, 12月 31, 2008

静かな未来

まるで年末年始のサンプルのように街は広告を備えている。
ゆっくりと新しいイメージは忍び寄ってくる。
数年前に無線LANなんて飛んでいなかったし、十年前には携帯がまだ普及し始めた頃だった。
昨晩にテレビで「バックトゥザ・フューチャー2」(監督, ロバート・ゼメキス/マイケルJフォックス、/クリストファー・ロイド/1989)がやっていた。懐かしく見える未来観が新鮮だった。いまや 2015年にあんなメカスーツを着ている明るい未来を思い浮かべられない。ホバリングするスケボーくらいはあるか?

広告は変わらず、把握されやすいものして街に立っているはず。
格差に抑圧、テロ、ありとあらゆる相互無理解も続く。


何も変わらずに君は年老いる
何も伝えられずに君は去るしかない
何をするのにも窮屈だから
何もしないと君は言った
頭が良すぎると君に言う
頭が悪すぎると君が言う
何もできないものだよと
ついに疲れはて
ちっとも把握できない奥底へ
街を横切って行く
これは恋ではなく
衝動とも呼べない
すぐに陽が落ちて
また陽が昇る
一時の暗闇の間だけ
君はささやいてくれた
ここから逃れる手筈を
決して実行には移されない
静かな未来についてを