木曜日, 4月 09, 2009

額の29も消え

昨夜は赤い月だったと言う。
誰のケータイも月まで撮ることはできないはず。
僕は答え、空だけ撮ったという写真を見る。
同僚と番号を切り貼りし、名前通りのファイルメーカーと化していた。
ここの空は風をやっと吹かなくなった。日なたを連れてくる。
廊下にゴミが打ち上げられている。
おかげさまと思うか、まっぴらと思うかは相手次第。
僕のものだとは主張するのに疲れた。
疲れ知らずでオススメビデオを YouTube 出力して見せている。
額の29も消え、
もう誰も懐かしくもない。
五つ葉を二人から贈られ、
さっきまで よつばと!と、家族のあったホワイトベースと家族を失ったサードチルドレンの話なぞをまた繰り返していて、
もう誰も懐かしくなんてなく、
男数人になって店を出る。
朝は寒くない。
日なたはもう駆けつけてきているのだ。
紙くずを踏み分けて、
窓に鏡を立てかけた。
ファイルメーカーでも何でもいい。光が消えないうちに。


(c) Mayuko Sawada

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