月曜日, 12月 07, 2009

火燵布団浴

記憶が曖昧なのだけれど 私は何故だか自室の火燵の天板を捨ててしまっていた。なので昨年は天板無しの火燵で過ごしていた。古い漫画に出てくる こんもりした形状の布団であるそれは、飲み物が入ったコップを置くことも難しく、食事はおろか物書きもできない。それでは不便極まり無いと 今年は、夏に使用していた折り畳み机を天板代わりに乗せてみた。足を畳んでやると足の分だけ高くなるが、ちょうど熱も伝わってこない作りになって使用はできる。天板よりは小さいので布団と毛布の部分ができるけど、まぁいいかと使いはじめてみた。
その布団部分の上で このごろ、猫の鬱が寝るのである。
夕食時などには気持ち良さそうに伸びている。ホットカーペット状態になっていて、熱伝導がちょうど良い頃合いなのだろう。溶けたかのように寝ている彼女は、ふわふわでとろとろだ。火燵の中では熱過ぎる。畳上ではすぐに冷えてしまう。岩盤浴のごとし火燵布団浴にて、猫の鬱は安らぎの中心だった。
人間様も火燵に入ったまま寝てしまったりすると逆に疲れてしまうのが常だ。火燵布団浴ぐらいが良いのだろうと学んだ。やはり猫は快適な場所を見つける天才だ。