水曜日, 11月 26, 2008

どたばた症

「どたばた症」というものがあるとしたら、僕は確実に父方の祖母が持っていたそれを受け継いでしまっていて、要領が悪く血圧が急に跳ね上がり大損をする質 であろう。それを自覚はするが、治るあても無い。おそらく幾つかのことが頓挫して打ち上げられたとき、それをゆっくり数えることができる。それに懸けた い。そういうことをしみじみ思う。祖母は痴呆の防止にと絵を描いていた。確か、鳥を色鉛筆で描いていた。あれは図鑑を見て描いたのか。次回の帰省時にそれ を見よう。

タイ王国の情勢が心配だ。報道や情報サイトを見ると、反政府グループ 市民民主化同盟(PAD)らは、空港封鎖に爆弾騒ぎなど、方法を選ばぬテロリズム的である。しかしそれを鎮圧しようとする政府側も催涙弾の大量投下などで 負傷者を出してしまい、問題になっているようだ。そしてこれは想像してしまえるのだが、そんなことは他所にでもしているかのように日常の市民生活は変わら ず平穏に営まれているらしい。抗議行動が行われている所だけで騒ぎが深刻化しているような印象を受ける。これはあくまでも個人的に情報を読んだ限りだが。

あの、前に会ったことがあるかのような皆が、おそらく動乱を横目で見ている。
30年前、もう大昔に地面の蝋石を投げていたんだということを僕らは日本で聞いている。
何も変わらずに人々は美味しそうなところへ向かうだろう。
何も変わらずに皆で僕らと呼び、絵を描いているかだ。
突っ走る車の横で僕らはまたビールを飲んでいた。
ほとぼりの醒めたあとで、ここが爆発の中心地だよだなんて都合良く居たくはないと思う。
だからといってそこへ正義をかざしていかなくてはというわけじゃない。僕らはまた会うだけだ。

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=7