土曜日, 11月 29, 2008

ほしいものがほしいわ

本屋で BRUTUS の「YouTube 特集」を立ち読み。ネットの情報を本で買うというのはどうも「負けた」感がしてしまうので、いつも購入を控えてしまう。ムックの「杉本博司を知っています か?」(マガジンハウス/2008)のほうが、本でしか手に入れられない喜びがあって良い。今度は写真集との比較検討に入る。買うならば良いものを。
買い物に勤しむ季節になってきた。
米国ではブラックフライデーというものがあるらしく、感謝祭明けの翌金曜日が買い物をする日らしい。年末商戦の幕開け日に当たるという。ちょうど昨日がそのブラックフライデーで、米国のアップルストアでも1日限りの割引をしていた。
そしてそれに合わせるように翌土曜日の今日は「バイ・ナッシングデー(無買日)」というのを、アクティビストらが行っている。(「イルコモンズのふた」より)
「まだ世界に、バイ・ナッシングデーは広まっていない」という言葉が、記念日のグローバル化という問題を皮肉に捉えていて巧妙だ。
自分に根付いている資本主義の享楽を冷静に見ること。
糸井重里の名コピーにはそれもあるのだろうと読む。

ほしいものはいつでも
あるんだけどない
ほしいものはいつでも
ないんだけどある
ほんとうにほしいものがあると
それだけでうれしい
それだけはほしいとおもう
ほしいものがほしいわ

(糸井重里/西武百貨店のポスターのコピー ※実際のポスター上には全文が小さく印刷されているらしい。/1980)より。

などと往来したのち、セブンイレブンでサンデー マガジンの絵が載っているというだけのキャンペーン品、チロルチョコを差し入れに買う喜びよ。これは食べるのがもったいないわ。

http://magazineworld.jp/books/8545/read/
http://illcomm.exblog.jp/8956505/
http://www.sej.co.jp/cmp/sanmaga02.html