ブックマークナゴヤのイベント、古書店シマウマ書房にて小説家 吉川トリコさんと文芸評論家 清水良典さんのトーク「失われたときめきを求めて!」を見る。後に名古屋近郊在住の文芸三人衆によるアンプラグドライヴも決行された。文章を推敲する喜びの話や、小説のための人間観察の話など軽快な会だった。ちょうど地下鉄内で「Ⓐの人生」(著, 藤子不二雄Ⓐ/2002)を読んでいて、文豪との親交などの話が多く出ていたので、作家どうしの良い関係についてを思い浮かべた。机に齧りつく仕事は孤独なもので、もの書きは 誰それかまわず交遊できる気質では無い傾向が多いのではないかと思う。同業者だからこそできる話や、そこから外へ向かっていく話など、実は豊かになれる要素が転がっているのだろうが、いままで抜け落としてきてしまった関係も少なくない。僕はここまで読んだんだよと、話せる日は かけがえのないものだ。
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