そして緑の iPod で、
「僕らが旅に出る理由」(詞,曲,小沢健二/1996)を聴いた。
電車は海沿いを滑って行く。
髭を剃ってワイパーはまた乱れた。
アクセルに体を合わせて、彼は帰る。
面倒に感じられることが少なくなっていくことを恐れていた。
花火のかたちをした時計よ。僕らの言葉を針に掛けていってくれ。
何も答えることはしない。言葉に理由は無い。
表裏一体に浮かびあがった光を覗き込む。
温度を抱きしめて、足を大きく組んで。
http://www.youtube.com/watch?v=JKzukgl9KtI