火曜日, 5月 15, 2007

猫の鬱によるエスキース

トイレの砂を新しく取り替えてやると、すぐに猫の鬱が飛んできて用を足した。今日も日中暖かかったので体中がぽかぽかであった。よしよしと犬のように撫で てやる。プイとされる。iBook の画面の角に顔をこすりつけて掻いている。砂と共にスーパーから買ってきたワンパック四つ入りのベビーチーズを開けてもしゃもしゃと食べた。鬱にも少しや る。指先にへばりつけたかけらを美味しそうにたいらげた。さっき頂いた瓶のウェルチを飲み干す。中原中也といま併読しているのは「うちの子がオウムに!」 (著, 有田芳生と「シリーズ人間」取材班/光文社/1995)という本。大正と平成を行ったり来たりだ。いつの時代も若者は思い悩み、現状をひっくり返そうとも がく。猫は何も言わず眠っている。全てをただじっと見ている。