火曜日, 10月 13, 2009
教える日にこそ
また高速道路に乗っていた。今日は北の方角へ。山奥は同じだが、まだ道は昨日より広かった。輪ニメーションのワークショップで、歴史ある若者の合宿所に来たのだ。そこでは、教える若者を教える構造があって、僕はその横で教えられるきっかけを得ようとする若者だ。若者であろうとする限り、四十年経っても若者だ。食堂は取り放題の定食バイキング。偏食と煙草にあぶれた大人たちは若いときもある。机は四十年前 頑丈な鉄で、文句が止まらないほど重かった。鉄はいま、携帯電話にすら使われていない。片手で、トンネルを抜ける。人生が2コマだとするなら、生きる、死ぬか。全体であり部分である動き。四十年前も きっと文句を言っていた。教える日にこそ教えられ、教えられる日には忘れてしまう。それもまた若さ故か。山奥からまた日帰りをする。