土曜日, 10月 24, 2009

バラードのために憧れよ

はじめて一本 吸ったという煙草は 街頭販売の売り子から手渡された。
どきどきした。

はじめて手を握られたのは自転車を二人乗りしたとき、風が強い日ではなかった。
しっかりした。

はじめて揺すられたのは 朝と夜の間を見つけたすぐ、彼の泣いた顔を見たことがない。
しずかだった。

はじめて渡されたのは、まだだと思っている。何も掲げられる言葉が出てこなくて、ただ同じ感嘆を述べていただけ。鼻息だけが荒く、歌になると饒舌で、批判することで大切なんだと身を立たせていた。
やわらかかった。

はじめてお酒を飲んだのは、枝豆の山を見せつけられた流れ。
美術室の天井まで再現してやろうと思うときに、優しくなるための歌をかけたのさ。
硬い上履きを伸ばして、君は好きになってくれたのか。
はあはあした。

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